リストカットとは

リストカットとは

リストカットとは、手首(リスト)を自分で刃物など鋭利なものを使って傷つけるタイプの自傷行為です。
特に最近の若い人々の間で自傷行為が多く発生していることが問題になっています。

なぜ、リストカットをしてしまうのか

なぜ、リストカットをしてしまうのか

多くの理由は「行き場のないストレス」です。そのストレスの解消のために行われる行為だといわれています。自傷行為というと、自殺をするために行われる行為と思われがちですが、ストレス解消目的で行われるリストカットと比べると少数派です。
本人はむしろ、「生きるために行う」ことが多いようです。
リストカットには一種の自己治癒という側面もあります。
では、なぜストレス解消に「自分の手首」を用いるのかというと、そこには「他者に迷惑をかけてはいけない」という気持ちが隠れています。
「構ってほしいアピール」や「注目されたいだけ」というのは全くないと言えませんが、そう簡単に片づけていい問題ではありません。リストカットの多くは、他者配慮的な気持ちから行われているのです。
周囲の人に自分の苦しみを表現し、助けを求めることが不得意であるという特性もあります。また、感情が激しく動揺しやすいという特性が認められることもしばしばあります。
自傷行為の多くは、この激しい感情に押し流されて生じたものと見ることができます。
「行き場のないストレス」を解決するために、何とか自分だけで完結させるためにリストカットという方法を選んでいることもあります。

その他の自傷行為

その他の自傷行為

自傷行為は、脳内麻薬(βエンドルフィン)の分泌を促し、その行為に依存していると言われています。成長していく過程で必要だった適切な愛情や周囲のサポートを得られていない状況なども原因として考えられています。
また、リストカット以外にも以下のような自傷行為もあります。

  • ・火のついたタバコを押し付ける
  • ・自分を殴る
  • ・自分の身体を噛んで傷つける
  • ・壁に頭を何度もぶつける
  • ・オーバードーズ(薬物過剰摂取)など
身体になんらかの負担をかけるような行為を繰り返し行うことが自傷行為になります

刃物を使って手首を切っていないから自傷行為ではないとは限らないのです。
身体になんらかの負担をかけるような行為を繰り返し行うことが自傷行為になります。
また、部位も異なり、手首以外にアームカットやその他の部位を傷つけることもあります。特定の箇所以外を傷つけている場合は、ストレス鎮静効果が減弱してエスカレートしている可能性もあります。また、人目につく箇所に傷がある場合は、コントロール不能でより深刻です。人に助けを求めているケースです。ごく稀に脆弱な箇所を切っている場合、深刻な精神障害に罹患している可能性もあります。
自傷行為は、なんらかの精神疾患と結びついている場合も少なくはありません。
精神科・心療内科へ受診をすることが有効な場合もあります。

自傷行為を解決する方法

自傷行為を解決する方法

基本的に、自傷行為自体は異常ではありません。無理にやめなくても構いません。
なぜなら、無理にやめても根本原因となる環境がそのままであれば、その人を守るものがなくなってしまうからです。多くは自殺目的でないと先でも述べましたが、死に至るケースもあります。
ご家族がサポートし、専門機関を頼ることも手段です。

ゆっくりでいいので、専門機関を頼り話すことで、現在の環境が変化したり、ご自身の内面にある負担も軽くなるかもしれません。
ご家族がサポートしながらできることからはじめてみましょう。当院では、行き場のない不安やストレスの解消方法を一緒に考え、あなたの人生をサポートします。
まずは、お気軽にご相談ください。