子どもから大人まで
~「ひきこもり」でお悩みではありませんか?~

子どもから大人まで~「ひきこもり」でお悩みではありませんか?~

ある時、子どもや家族がいつもと違う。
そんな違和感があったら何かあったのではないかと心配になるでしょう。
自室に閉じこもって外に出たがらない。仕事や学校に行きたがらない。
ご家族として「不登校」や「ひきこもり」の前兆ではないかと不安にもなると思います。
ただ怠けているだけ?甘えているだけ?ひきこもっている状態と仕事や学校に行っていない状態は確かに病気を意味するものではありません。
しかし、「うつ病」や「社交不安障害」、「パニック障害」などが隠れていたり、その精神疾患の出現の原因になったりすることもあるので注意が必要です。

なぜひきこもりになってしまうのか

ひきこもりとは、仕事や学校など家庭の外において仲間などと交遊をせずに社会的参加を避けて、6ヶ月以上もの間、家庭に留まっている状態とされています。
「仲間などと交遊をせずに社会的参加を避けて」という状態は、人との関わりを避けて外出できている状態を含んでいます。人目を避けて、深夜にコンビニだけは外出できるような場合においても、ひきこもりであると定義されています。
また、普段は自室にいて、自分がやりたいと思う趣味などだけ外出することができる状態も「準ひきこもり」として定義されており、これらひきこもり全体の人数は約100万人以上であると考えられています。
なぜひきこもりになってしまうのかお伝えしていきましょう。

ひきこもりになってしまうきっかけ

ひきこもりになってしまうきっかけには、挫折を伴う体験やいじめなど人間関係の悪化など、人によってもさまざまなことが分かっています。
内閣府の調査において、ひきこもりのきっかけとなった出来事の調査によると
「職場になじめなかった」「病気」「就職活動がうまくいかなかった」「不登校」「人間関係がうまくいかなかった」「大学になじめなかった」「受験に失敗した」「妊娠した」
という項目順に多くなっています。
私たちは日常生活において、上記の項目に当てはまるようなことがあると、ストレスが積み重なってしまうことがあります。そのストレスと自分自身の心のバランスが崩れてしまうと、不安や緊張感が高まってしまい、ひきこもりとなってしまうのです。
つまり誰しもがひきこもりの可能性があると言い換えることもできるでしょう。
ただ私たちのすべてがストレスによってひきこもりになるかといえばそうではなく、ストレスの発散や解消がうまくできない状態が続くことによって起こるものだということです。
そのためひきこもりはうつ病など、何かしら疾患を引き起こしている可能性も高いと考えておかねばなりません。

ひきこもりは子供から大人まで

ひきこもりは子どもだけを対象にしていると考えられがちですが、最近では大人や高齢者のひきこもりも社会問題として知られるようになりました。
内閣府の調査では、40歳以上のひきこもりも若年層と同じくらい、もしくはそれ以上の人数がいると考えています。
40歳未満のひきこもりは約50万人程度いるのに対して、40歳以上では約60万人にのぼるとの調査結果を発表しています。つまり今や大人のひきこもりが多いと言えるのです。
特に「退職」によるきっかけによって、ひきこもりになってしまうケースが多くなっています。
人間関係や病気によって退職し、そのままひきこもりになるというケースが多くあります。最近では定年退職して、そのままひきこもりになってしまう高年者のひきこもりも社会問題となっています。
また就職や転職が決まらず、ニートになってしまったことからひきこもりになってしまうこともあります。
退職やニートなどのきっかけは、なぜひきこもりになってしまうのでしょうか。その原因についてみていきましょう。

ひきこもりになってしまう原因

ひきこもりのきっかけがあったとしても、誰もがひきこもりになってしまうわけではありません。多くの人は、きっかけとなるストレスをうまく解消したり軽減したりしているからです。
ただ、小さな頃から内気な性格で、親が子供に対して過干渉してしまうような場合には、ストレスを自分自身で解消する経験が少なく、ストレスとこころのバランスがうまく取れなくなってしまいます。
性格的な問題だけではなく、病気や障害が原因となってひきこもりになってしまうこともあります。
特にもともと抑うつ傾向にある人や何かのきっかけでうつ症状を生じてしまった場合に、ひきこもりとなってしまうことがあるのです。
このような場合であれば、医学的な観点でケアしていくことが重要になってきます。症状に強い不安感や緊張感がある場合であれば、周りの家族などの働きかけによって、専門医に相談することが必要になります。
また社会性やコミュニケーション能力が未熟であり、自分自身の感情をコントロールすることが難しい「発達障害」との関連性も指摘されています。
「ひきこもり」「うつ病」「発達障害」が複雑に絡み合っていることも少なくありませんので、自己判断での特定よりも、専門医による適切な対処が必要になります。

ひきこもり状態にある人の悩み

ひきこもりの状態は、本人がその状態から抜け出すことができないと感じて強い不安を持っている場合と本人以上に周りの家族などが不安になっている場合があります。
いずれの場合においても、その状況に置かれ、当事者にしか分らない悩みがあります。

ひきこもり状態の特徴

ひきこもってしまう人には、共通した特徴が存在します。

  • 特徴①:不登校がひきこもりに移行したタイプ

    学習面で、勉強についていけなくなったり、対人関係で、いじめやイジリなどが原因でひきこもりの状態になったりする可能性が特徴のひとつとして、あげられます。学校に行けなくなる児童は年々増えてきています。そのまま長期に渡り、ひきこもることも少なくはないのです。

  • 特徴②:今までとは全く違う環境に直面する

    ひきこもりを開始した時期で多い年齢は、20歳~24歳であるという調査結果があります。
    高校を卒業して就職したり、大学に通ったり、社会に出始める時期です。
    学生気分のノリでやってきた人は、厳しい上下関係がストレスになることが多かったり、上司によって態度を使い分け、今までの自分では対処できなかったりする場面も増えます。
    初めて感じる挫折(叱責や失敗)に耐えられなくなり、「外が怖い」、「会社に行きたくない」など感じることで、ひきこもりが始まる可能性があります。

  • 特徴③:人と自分を比較しがちな性格

    人と比較することは一般的には、悪いことではなく、そこから奮起する人も中にはいます。しかし、比較することが習慣となり、常に勝ち負けを気にする傾向は常に自分に緊張状態を強いることになるため、そのうち気持ちが保てなくなってきます。そして、「負けるくらいなら戦わない方がいい」と思い始め、誰にも会わずに過ごすことを選ぶことになるようです。
    負けることが怖い、嫉妬深い、このような性格もひきこもってしまう人の特徴といえます。

また、ひきこもりはひきこもる行為をすることで、仮の精神的な安定した状況をつくりだすこともあります。
とはいえ、あくまで仮であり、ひきこもることにより、完全な精神的安定が必ずしも得られるわけではありません。当事者は、焦燥感・不安感・孤立感に苦悩することもあります。追い詰められた気持ちになることもあり、「自分は悪くない」、「こうなったのは親のせいだ」、「周りがいけないんだ」と、不満や苛立ち、自暴自棄になり、攻撃的になる場合もあります。最悪のケースも考え、周囲の人達や専門の医療機関へ、早めに相談しておきましょう。

今の状態を抜け出したいけどどうすればいいのか分からない

ひきこもりの状態にある自分自身にストレスを感じているものの、その状態を抜け出すためにどうすれば良いのか分からない人がいます。
何かのきっかけによってひきこもりになってしまったものの、次はそこからを抜けだすきっかけがなくてどうすれば良いのか分からないのです。
また、抜け出したいという危機感を持っているものの、身近に相談する相手がなく、誰に相談していいものか分からないという場合もあります。あるいは相談したら怒られたり自分を否定されたりするのではないかと考えて、相談できないという場合もあります。
特にこのような人には、長くひきこもっていることによってきっかけを失くしている様子が伺えます。周りのサポートによって解決の道筋を見つけることが大事になってきます。

ひきこもりから社会復帰をするには

ひきこもりから社会復帰をするために、さまざまな支援や機関が連携しています。
医療機関のみならず、社会資源による活動と連携して支援を提供していくことが重要です。
本人が自発的に活動に参加することが大切であり、さまざまな選択肢が用意されています。
ひきこもりの状態に変化を起こすきっかけとして、以下のような多様な社会復帰への活動があります。

  • ボランティア活動
  • 通信教育やフリースクール
  • 家事や家業などの手伝い
  • 年中行事や法事などへの参加
  • アルバイト、福祉的就労
  • 自動車の運転免許、各種資格の取得など

他にも、青年会・地域清掃などの活動があげられます。このような活動や参加の目標を一人ひとりの個人のニーズに応じて、自然な形で参加することができる機会を社会では提供しています。何より、当事者がこのような活動を通して、喜びと達成感を感じ、社会復帰できることが望ましいと考えています。

ひきこもりのきっかけとなった原因が苦痛

人間関係など、ひきこもりの原因となったストレスがある場合、その場所に戻ることに極度な苦痛を感じてしまう場合があります。
この場合、うつ病などの精神疾患を発症させていることも多く、抑うつ状態が強いことが原因となっています。元の場所で活動することに対して、極端に不安感を感じてしまうのです。
人間関係や仕事のストレスだけではなく、強迫性障害や発達障害などが原因となる場合もあります。
例えば、外出すると極端に汚れているような気がしていつまでも手を洗っている場合や火の元が気になってなかなか外出できない場合などには、不安感が強くなってひきこもりになってしまうこともあるのです。
もともと会社に馴染めない問題がある発達障害であれば、常に対人関係において不安や緊張感が高まりますから、ひきこもりの要素を持っているといえます。
このような場合では、まずその原因となっている疾患や障害に対するケアが必要となります。

家族とのやり取りがつらい

家族とのやり取りができないようになってひきこもりになってしまうことがあります。
これは家族から執拗に叱咤されてしまう場合だけではなく、過剰な激励が負担となってひきこもってしまうこともあります。
あるいは家族からの暴力によるものや、本人が家族に暴力を振るってしまうことによるものもあります。
家族とのやり取りがつらいと感じたときは克服できるチャンスのときでもあり、支援によって解決できることや専門医に受診し相談することで解決できる場合もあります。

ひきこもり・不登校でよく見られる症状

ひきこもりは強いストレスがきっかけとなって起こる状態です。
ひきこもりでよく見られる症状には、特に「対人恐怖症」と呼ばれる人に対する過剰な緊張や不安を感じることがあります。対人関係から遠ざけるためにひきこもりが始まるのです。
ひきこもりには精神症状が強いイメージがありますが、強いストレスによって身体的な症状も顕著に現れます。

身体症状

頭痛、吐き気、発熱、腹痛、食欲不振、全身倦怠感、めまいなど心身に様々な不調が現れ、行動することができなくなり、元気がなくなります。また、ひきこもりは昼夜逆転もおきやすい状態から、ホルモン分泌のリズムなどに変化が生じ、体内時計が変調をきたします。

精神症状

不眠、イライラ、無気力、集中力低下、憂うつ感など本人は学校や仕事に行きたくなくても行かなければならないという思いとの葛藤が生まれます。また、プレッシャーの末、イライラしたり、落ち込んだり、ときには乱暴になったりすることもあります。

無気力状態

何もやる気がおきず、興味がない状態です。先に述べた精神症状が次第に落ち着き、無気力に過ごす時期が続きます。

ひきこもりの判断基準

ひきこもりとは、就学、就労、家庭外での交遊などの社会的参加をせず、様々な要因の結果、6ヶ月以上家庭に留まっている状態とされています。
不登校は、病気などを除いた理由で学校を年に30日以上休んでいることと定義されています。ひきこもりや不登校は病気ではありません。
しかし、うつ病や様々な不安障害などで外に出られない場合もあります。ご家族の様子がいつもと違うと感じたら、タイミングを見て、心身の状態について話す機会が必要とされています。

ひきこもりとうつ病との関係性

ひきこもりの対応では、うつ病など精神疾患を伴っていることが多くあるということを常に念頭においておく必要があります。
きっかけは別の要因があるとしても、ひきこもりの原因が精神疾患である場合には、治療が必要になることも少なくないからです。

ひきこもりに多い「うつ病」

ひきこもりの原因には、「うつ病」をはじめとして精神疾患を引き起こしていることが少なくありません。
そもそもひきこもりは、ストレスを強く受けてしまって、うまく解消や改善できなかったために不安や緊張感が高まることによって起こるものです。
その状態が長く続いてしまうことで、うつ病を引き起こすリスクも高まります。
うつ病は「抑うつ状態」「不安」「意欲の低下」が強くなってしまい、ひきこもりの状態を過度に焦ってしまい、自分責めるようなことや消えてなくなりたいという症状が続くようになります。また、一度うつ病にかかってしまうと、再発を繰り返す難しい病気だということも理解しておきましょう。
そして、さらに不安や意欲低下が強くなってしまうというスパイラルに陥ってしまい、ひきこもりから抜け出せなくなってしまうのです。

うつ病が原因のひきこもりには注意が必要 その1

うつ病を引き起こした原因は、ひきこもりのきっかけとなった人間関係や仕事などによるストレスかもしれません。
ただ、うつ病は「気の持ちよう」や「甘え」などで起こるものではなく、脳の働きに何らかの問題が起こっている病気であるため、適切な治療を行う必要があるのです。
うつ病になってしまうと、「抑うつ状態」「不安」「焦り」「意欲の低下」といった精神症状が強く現れるようになります。
また、精神症状だけではなく、「不眠」「疲労感」「倦怠感」「動悸」「息苦しさ」「食欲減退」などの身体的な症状にも現れるようになります。
このような症状をそのままにしておくと、うつ病を悪化させるだけではなく、ひきこもりから抜け出すことも難しくなりますので、早めに専門医に相談することが大切です。

うつ病が原因のひきこもりには注意が必要 その2

ひきこもりには、家族や親しい知人が近くにいるケースだけではなく、1人暮らしの方でもひきこもってしまう場合があります。
1人暮らしは、自由な反面、日頃の家事や自己管理などは自分次第です。体調が優れないときは孤独で不安や寂しさを感じることが少なくはないようです。そんな時に、ひきこもりの状態でうつ病を発症してしまうと、誰に頼ればよいかわからず、食事も簡単なものになり、心身共に衰退してしまう可能性があります。
対処法の一つに、実家に帰ることがあげられます。家事のフォローや適度なコミュニケーションがとれ、体調が優れないときは気にかけてもらえるメリットがあります。ただし、実家に帰るということは、あくまで対処法の一つであり、重要なのは、「環境を変えることで症状が緩和される」ということです。現状よりも症状が改善できるサポートや最善の場所を選択しましょう。選択に困ったら、まずは、専門の医療機関を頼ることも改善の1つです。
うつ病の患者さんは、自責の念を感じる方も多いです。甘えや弱さなどの簡単な言葉で例えられる病気ではないのです。事態が深刻になってしまう前に、まずは、専門の医療機関にて適切な診断を受けましょう。

ひきこもりに家族はどう対応すればいいか

ひきこもりに大切なことは、

  • 1.専門医や専門機関に相談すること
  • 2.安心できるようなコミュニケーション

が大切になります。

また、ひきこもりには、さまざまなタイプ(種類)もあり、タイプによって対策の考え方も変えていくことも必要です。
ひきこもりが始まったときには、本人に対して周囲が、「甘えている」と強く叱ってしまうことが見られますが、これでは余計にひきこもりから抜け出すことができません。また、過度な変化の期待や気分転換と言って、無理やり強引に連れ出すことも、おすすめしない行動です。
すでにうつ病を発症している場合も多いので、本人の意思でひきこもりから抜け出すことはもはやできない可能性も高いのです。
そんなときには、家族や周囲の人が、ひきこもりや不登校などの事例に対応できる専門医に相談することが大事です。
また、家族や周囲の人と会話もできない状況である場合や病院に行けないような場合であれば、精神保健福祉センターやひきこもり地域支援センターなどに相談することで、病院や支援機関に繋いでもらうこともできます。
周りで支える家族は、複雑な心境であるのは間違いありませんが、まずは本人が安心して病院に行ける環境を作っていかねばなりません。
つい説教や説得をしがちですが、うつ病によって判断力や思考力が低下していることもありますから、さらに焦りが強くなってしまうことがあり不適切です。
本人にしっかりと聞き耳を立てて、本人の状態を確認、把握し、気持ちに寄り添うことが大事です。

うつ病が原因のひきこもりは新宿ストレスクリニックにご相談を

うつ病が原因のひきこもりは新宿ストレスクリニックにご相談を

新宿ストレスクリニックでは、ひきこもりで悩んでいる方が数多く受診されています。
中にはひきこもっている間にうつ病を併発し、重度のうつ病であることも珍しくありません。その状態では、ひきこもりから抜け出すことは不可能です。できるだけ早期に精神症状の軽減に取り組むことが大事です。
うつ病による精神症状の軽減は、12歳(中学生)以上を対象に新宿ストレスクリニックで行っています。早めの発見・治療がより早い解決方法になるでしょう。
ひきこもりの悩み、うつ病の症状など気になっていることをお気軽にご相談ください。
うつ病になる前に、ご自身で予防することも可能ですが、気付かないうちに症状が悪化することも多いです。
ひきこもりは、生真面目で努力家、融通が利かない性格の人が重症化する傾向にあります。早めに発見し適切な治療を行わねば、そのままうつ病になってしまうことがあります。
うつ病は一般的には、抗うつ薬を使用することが多いですが、新宿ストレスクリニックでは、薬を使わない新しい治療法「磁気刺激治療(TMS)」を採用しています。副作用の心配がなく、抗うつ薬での薬物治療と比べ比較的短期間で効果を実感することができます。薬物治療との併用も可能なので、既に治療を開始されている方でもセカンドオピニオンとして診断が可能です。また、新宿ストレスクリニックでは、「光トポグラフィー検査」も導入しており、医師による問診と客観的なグラフデータから、より正確に原因を解明します。光トポグラフィー検査は、「健常」・「うつ病」・「双極性障害(躁うつ病)」・「統合失調症」を脳の血流量の変化でそれぞれの典型パターンを判別します。
医療の研究や開発は、日々めまぐるしく進化してきています。
「磁気刺激治療(TMS)」は、12歳(中学生)以上から治療を行うことが可能です。辛い症状で悩んでいるのであれば、ぜひお気軽に新宿ストレスクリニックにお問い合わせください。

当院ではそんな家族の方からのご相談も受け付けております。
もし、ご家族の状態に少しでも心当たりがあるようでしたら、早めにご相談いただくようお勧めいたします。
そのままにしておくと社会生活において、うまく適応できない可能性もでてきます。
ご家族の未来を守るためにも、ご家族の方のためにも、最適なご提案とサポートをさせていただきます。