スマホ依存は危険!?~いつの間にかうつ病を発症することも~

スマホ依存は危険!?~いつの間にかうつ病を発症することも~
スマホ依存は危険!?~いつの間にかうつ病を発症することも~
スマホ依存は危険!?~いつの間にかうつ病を発症することも~

2010年ころから急速に普及が進んだスマートフォン(以下、スマホ)。今や、日本人の2人に1人が利用しているといわれ、暮らしになくてはならないツールのひとつとなりました。
その一方で、スマホの長時間利用による目や体に与える影響や、寝ても覚めてもスマホを手放せない「スマートフォン依存症」などさまざまな問題も取り沙汰されています。
今回は、スマホという便利な道具を私たちの暮らしに気持ちよく取り入れるためにどうするべきか、スマホの影響や上手な使い方を一緒に考えていきましょう。

スマートフォン保有率は
10代~50代まで半数以上
~2人1人が持つ時代に~

現在、日本におけるスマホの普及率は約50%。総務省の調査では、2013年から2017年の間にその普及率が10%以上増加していることがわかっています。20代、30代の利用が90%以上と最も多く、10~50代の平均は60%超。つまり、2人に1人がスマホを持っているということです。

スマートフォンの個人保有率の推移(各年)

スマートフォン保有率は10代~50代まで半数以上~2人1人が持つ時代に~

参考:総務省「通信利用動向調査」(各年)より作成

一方で、70代のスマホ保有者は18.8%、80代で6.1%と世代によって大きな落差があるのも、ガラケー時代との違いといえます。
また、全世代におけるスマホの1日の利用時間は平均1時間50分。メールや電話だけでなく、SNSやニュースなどの情報サイト、ゲームなどスマホならではのアプリの充実が利用時間の増加につながっているようです。

スマートフォンを長時間利用することにより、起こる不調とは?

ネットサーフィンやSNS、ゲームなどに夢中になっているうちに、いつの間にかずいぶん時間が過ぎていた……そんな経験はみなさんにもあるのではないでしょうか。
楽しい時間はあっという間といえばその通りですが、世の中では連続して長時間スマホを見続けることで心身に不調が起こる可能性も問題視されています。

スマホの使い過ぎが原因の代表的な症状

スマホを長時間利用していると、以下のような症状が出ることがあります。一つ一つはよくあるちょっとした不調ですが、慢性的になると日常生活に悪影響を及ぼしたり、うつ病などメンタルの不調につながったりする可能性もあります。
うつ病は一度発症してしまうと再発を繰り返したり、治療期間に長い時間がかかる病気。自分の今の状態に気づき、発症する前に対処することが大切です。
長時間スマホを利用することで起こる不調について詳しく見ていきましょう。

長時間のスマホ利用で見られる不調

・首への負担が増すストレートネック
うつむき続けながらスマホを見ていると、「ストレートネック」という体の状態をつくり出してしまうことがあります。人の首は通常、頚椎(首の骨)が少し前側に張り出すようにカーブしているのですが、それがまっすぐになってしまっている状態のことです。
ストレートネックは、頭部や重心が背骨の前に突き出してしまうため、頭の重み(4~5kg)が首や背中の筋肉の負担になります。これにより慢性的な首の痛みや肩こり、頭痛などが起こりやすくなり、症状がひどくなると、症状が悪化すると吐き気やめまい、耳鳴り、腕のしびれなどを感じていきます。スマホ利用によって感じる肩こりは、長時間スマホを見ていたことが直接的な原因ではなく、慢性的な姿勢の悪さによるストレートネックが原因ということも考えられるでしょう。
ストレートネックは一度なってしまうと完治させることができず、薬やリハビリを用いた痛みなどへの対症療法しかできません。慢性的な不快感を覚えるストレートネックにならないためにも、スマホを利用するときはうつむきすぎていないかなど、姿勢も意識しましょう。
首への負担を減らすことがスマホによる不調やうつ病を予防することにつながります。
・肩こり
スマホを見ていると頭が下がりがちになり、頭の重さによる負担がそのまま首や肩、背中にかかります。この姿勢を長時間続けていると、首の後ろから肩にかけて筋肉が強張り、血流が悪化。これが肩こりの原因になります。
・眼精疲労、ドライアイ
ゆっくり睡眠を取っても目のかすみや痛みが治らない状態を眼精疲労といいます。ドライアイは涙の分泌量が減ることで目の表面に小さな傷がついた状態で、名前の通り目が乾き、痛みを感じます。人は何かを集中的に見ているとき、自然と瞬きの回数が減るもの。ゲームなどに夢中になっているうちにスマホを凝視することで、目に十分なうるおいが与えられず、慢性的に乾きやすくなってしまうのです。
・スマホ肘
テニスなどスポーツのやりすぎで肘の関節に痛みが出るように、スマホを持った状態で同じ姿勢をとり続けることで腕のしびれや肘の痛みを感じるようになることも。これは肘が曲がった状態で固まり、神経障害が起こったものだといわれています。
・スマホ巻き肩
スマホとのぞき込むように眺めると、頭が前に出て猫背になり、肩が内側に丸まっていきます。巻き肩は肩こりの原因になるだけでなく、片頭痛や目のかすみなどにつながる可能性があります。
・ドケルバン病
ドケルバン病とは「狭窄性腱鞘炎」という腱鞘炎の一種。手首の親指側の腱鞘に炎症が起こり、痛みや腫れが生じます。再発を繰り返す場合は手術が必要になる場合もある症状です。しばらく操作していると手や指がつるようなスマホの持ち方をしていると危険です。
・VDT症候群
長時間ディスプレイを見ることで起こる健康トラブル。目の疲労や、首・肩・腕・腰のこりや痛み、精紳にもその症状が現れることがあります。
・うつ症状
スマホを見る姿勢や目の疲れにより、自律神経が集中する首が長時間圧迫されると、副交感神経の働きが鈍くなります。すると、頭痛やめまい、全身のだるさや食欲不振、不眠などの症状を引き起こりやすくなり、その症状が慢性的になると、うつ症状へと進行していく危険があります。

スマホの長時間利用はできるだけ避けていきましょう。
思い当たる症状があれば、疾患ごとの専門機関に頼ることで重症化を防げる場合があります。精神面の不調は精神科や心療内科を頼りましょう。
うつ症状からうつ病を発症する可能性があるので、早めに受診することを心がけましょう。

ストレスやうつ症状について
せひご相談ください!

スマホ症候群セルフチェック

スマホは手軽にインターネットが使え、調べ物をしたり、ショッピングをしたりと暮らしを便利にする画期的な現代機器です。しかし、長時間の利用が心身の負担になる可能性も理解し、上手に使いこなしていく工夫は必要です。
ご自身がスマホ依存症になっていないか、今の状態をチェックしてみましょう。

スマートフォン症候群セルフチェック

  • スマホやパソコンを使った後、肩こりや首のこりを感じる
  • 1日1時間以上スマホを利用する
  • 目が疲れやすい
  • 首を後ろに倒すと痛みがある
  • 猫背である
  • 頭痛持ちである
  • 肩が上がらない、肩を上げると痛い

チェック項目が多いほどスマホへの依存度が高く、今の体調不良がスマホによるものである可能性があります。うつ病など重篤な症状が出る前に、毎日の「スマホの使い方」を見直していきましょう。
また、うつ症状があり心配な方はこちらもチェックしてみましょう。

まずはセルフチェックで
今の状況を確認!

スマホを快適に使うための
見直しポイント

  • 機種選び

    ・機種選び

    機能やデザイン性だけで選ぶのではなく、自分の手のサイズに合ったものを選ぶことが大切。大きすぎるスマホは、親指を不自然な形で動かなければならなかったり、手の中で固定するのに余計な力が必要になります。

    機種選び
  • スマホを使用する時間

    ・スマホを使用する時間

    パソコンやタブレットなどと同じように、連続して長時間使わない工夫を取り入れていきましょう。30分~1時間使ったら肩を回したり、立ち上がって伸びをしたりして一度小休憩をはさむのがおすすめ。簡単なヨガやストレッチなどを取り入れるとより効果的です。

    スマホを使用する時間
  • 使用するときの姿勢や環境の改善

    ・使用するときの姿勢や環境の改善

    スマホをのぞき込むように見続けるのはNG。まずは机などに腕や手を預け、スマホの重みが軽減できる姿勢を取りましょう。電車の中など移動中は画面が揺れて疲れ目や手首への負担の原因になるため、スマホの使用はなるべく控えるのがベスト。どうしても使いたい場合は肘を固定し、できるだけ目線を下に向けないよう高い位置で画面を見るようにしましょう。
    また、画面と周囲の明るさとの差がないほうが目への負担が少ないといわれています。最近は、明るさを自動調節してくれる機種も多いですが、暗い部屋などではできるだけ明るさのトーンを落として画面を見るようにしてください。
    液晶のブルーライトは深い眠りの妨げになるともいわれていますので、寝る前はできるだけスマホは見ないよう心がけてみましょう。

    使用するときの姿勢や環境の改善

うつ症状を感じたら
早めに専門機関へ

うつ病の改善には早期発見と治療が何より大切です。うつ病は風邪などと違って、安静にして時間をおけば治る病気ではありません。時間が経つほどに症状が深刻化し、改善にも時間がかかります。
「うつ病では?」と少しでもご自分の状態に疑いを感じたら、できるだけ早く心療内科や精神科へ相談に行きましょう。
「自分はうつ病なのではないか?」「今の自分の状態がうつ病の症状なのかどうかわからない」そうご自身の状態に不安を覚えたら、まずは以下の「うつ病のセルフチェック」をしてみることをおすすめします。

まずはセルフチェックで
今の状況を確認!

うつ病かどうかが分かる
「光トポグラフィー検査」

新宿ストレスクリニックは、できる限り患者さんの心身の負担を軽減し、高い効果を得られる診療をモットーにしています。
その取り組みの一つとして取り入れているのが、厚生労働省認可の光トポグラフィー検査です。うつ病は脳の病気と考えられており、うつ病の方の多くが脳の血流が悪い傾向にあることがわかっています。そこで専用の機器を用いて脳の血流量を数値でグラフ化することで、より正確なうつ病の診断を目指すのがこの検査です。
光トポグラフィー検査では、人体に安全な近赤外光で頭部の血流を測定し、健常、うつ病、双極性障害(躁うつ病)、統合失調症の4つのパターンをそれぞれグラフデータで判別していきます。
1回の検査全体の所要時間は約15分と短く、検査結果も当時にお渡しが可能です。検査結果と医師との問診と合わせて状態を分析していきますので、精度の高い診断が行えます。

状態を正確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

心身に負担が少ない
「磁気刺激治療(TMS)」とは

新宿ストレスクリニックは、うつ病の新しい治療として注目されている磁気刺激治療(TMS)の専門クリニックです。
うつ病の人は「背外側前頭前野(はいがいそくぜんとうぜんや)」という脳の部位の血流が悪くなっている傾向があります。背外側前頭前野は、判断、意志、興味などに働き、恐怖や不安、悲しみ、自己嫌悪などの感情をつかさどる扁桃体(へんとうたい)のバランスを整える脳です。機能が低下するとやる気がなくなり、ネガティブな感情が強く出やすくなります。
磁気刺激治療(TMS)は、うつ病によって血流の悪くなった背外側前頭前野を磁気で刺激し、脳を正常に働かせていく治療です。
また、うつ病治療の主流である薬物療法は、薬によって副作用が生じる場合があります。
副作用が起こる原因の一つは、自己判断での中断です。うつ病は薬の効果から「元気になった」と勘違いしてしまうことも少なくはなく、自己判断で通院をやめてしまうことがあります。
その場合、離脱症状が起き、吐き気や頭痛に悩まされる患者さんは少なくないのが現状です。但し、薬物療法に限らず、どのうつ病治療も継続が大切ということです。
そんな中では、磁気刺激治療(TMS)は治療の継続がしやすい治療といえます。
入院の必要がなく、副作用もほとんどなく、治療も約1ヶ月半~6ヶ月という短い治療期間で回復が見込めます。薬物療法同様、一定期間の治療の継続が必要となりますが、うつ病治療の中では、比較的短期間でうつ病からの回復が可能な治療法です。
治療効果も高く、実際に新宿ストレスクリニックで行われた治療では、これまで約8割の人に症状の改善が見られています。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

スマホは人々の暮らしの幅を広げてくれるすばらしい道具です。そんなスマホの利用をやめる必要はなく、「使い方」を変えるだけで、私たちは便利さも心身の健康も両方手に入れられるはず。まずはご自身の力で、スマホの利用時間などをコントロールしてみましょう。
ただし、「最近どうも気分が優れない」「疲れて何もかも投げ出したい」といった気持ちでスマホのゲームやSNSにのめり込んでいたら、それはうつ病のシグナルかもしれません。「外出もしたくない」と体が動かなくなってしまう前に、一度、新宿ストレスクリニックへご相談してみましょう。

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

新宿ストレスクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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