出産後のママは要注意!産後うつ(産後うつ病)の症状・原因・治療法とは

出産後のママは要注意!産後うつ(産後うつ病)の症状・原因・治療法とは
産後のママはうつ病のリスクが高い!?
産後のママはうつ病のリスクが高い!?

実は「産後うつ(産後うつ病)」で悩んでいるママは多くいらっしゃいます。
急激なホルモンバランスの変化や子育てに対するプレッシャー、子育てにおける生活リズムの変化などからストレスが溜まりやすくなり、うつ病を発症させやすいと言われています。
もし、気分の落ち込みや不安感が長期間続くようであれば「産後うつ(産後うつ病)」かもしれません。 「産後うつ(産後うつ病)」について詳しくみていきましょう。

産後のママは
うつ病のリスクが高い!?

産後3日以内にみられる気分の落ち込みは、マタニティブルーと呼ばれています。
時間の経過ともに気持ちが落ちつき、2週間以内に治まる一時的なもので、多くのママが経験する普通のことです。
しかし、出産後の気分の落ち込みが2週間以上も続いているという方であれば、すでに「産後うつ(産後うつ病)」と呼ばれる状態かもしれません。

出産後から気分が落ち込んでしまったり、強く不安を感じたり、いつまでも疲れが抜けなかったりといった症状で悩む方が少なくありません。
うつ病と聞くと「わたしはストレスに強いからうつ病にはならない」という方がいらっしゃいます。
しかし、産後うつは、このような産後の一時的な心の変化によるものではなく、うつ病という「脳の病気」です。うつ病は誰でも発症する可能性があります。
しかも、出産後のママは、急激なホルモンバランスの変化、子育てへの不安、慢性的な睡眠不足や疲労、などといった心身のストレスによって、産後うつを発症させてしまうリスクがとても高いことが知られています。

産後の女性の死因を調べてみると、第一位は自殺となっており、自殺した女性の多くは産後うつであったという報告もあるほどです。 産後うつは誰もが経験するマタニティブルーのようなものではないと、理解しておくことが大切です。

産後うつ(産後うつ病)の
症状について

産後において、次のような症状が2週間以上続いているのであれば、産後うつを疑うことになります。

  • 強い不安でパニックになってしまう
  • 先のことを考えると気分が沈んでしまう
  • 気分が変わりやすく、すぐにイライラしてしまう
  • 寝ても寝ても疲れが取れない
  • 育児や家事に集中することができない
  • 自分を責めてしまい母親失格だと感じる
  • 物事の判断ができなくなってくる
  • 食欲など生活の意欲がなくなってくる
  • 子供に愛情を持って接することができない
  • 死にたい、消えたいという感情が現れる
産後うつ(産後うつ病)の症状について
産後うつ(産後うつ病)の症状について

産後うつは、約10~15%の産後女性に発症するといわれており、決して珍しい病気ではありません。
しかも産後うつは出産直後ではなく、1か月程度が経過してから発症することがもっとも多いことから、自身も周りも気付きにくいことが少なくありません。
またそのまま対処しないでいると、「死にたい」「消えてしまいたい」といった感情が現れるようになります。
産後うつに気付いた場合には、お早めに心療内科や精神科のクリニックで診察することをお勧めします。
ご自身でうつ病を治そうと思う方もいらっしゃるかと思いますが、子育てをしながら治すことは難しく、さらにうつ病を悪化させる恐れもあります。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

産後うつ(産後うつ病)の
原因について

産後うつは、育児に対するストレスなどがきっかけとなって発症するものですが、ストレスになるからといってすべての人が発症する訳ではありません。
ただ子育てのストレスは誰もが感じるものですから、「心の持ちよう」とか「誰もが通る道」などと安易に考えてしまいがちです。
産後のうつ病は「心の病」ではなく「脳の病」であるということを理解しておくことがとても大切です。
育児ストレスはあくまでうつ病を発症するきっかけとなるもので、発症してしまった場合には脳の神経伝達物質の働きが悪くなってしまうことが分かっています。
発症してしまうと、ストレスを解消しただけでは改善できないことも多く、適切な治療が必要です。

産後うつになる方の性格傾向として、「生真面目」「責任感が強い」「努力家」などが挙げられます。
また、うつ病の既往がある方や、家族にうつ病の方がいらっしゃる場合、育児に対して強い不安がある場合には、発症のリスクが高くなると言われています。
そのため、自分自身が産後うつ病を発症させてしまうリスクを感じるようであれば、自身で対処法を把握しておくことが大切になります。

産後うつ(産後うつ病)の対処法

産後うつ(産後うつ病)の対処法
産後うつ(産後うつ病)の対処法

産後うつは、産後1か月程度が経過してから発症することが多く、少しずつ症状は悪化していくので、なかなか本人が気付くことができません。
医療機関に受診した時にはかなり病状が悪化しており、なかなか改善がみられないということも珍しいことではありません。
そのため周りの家族や知人など、身近な人のサポートを必要としている病気であると言えるでしょう。

・一人で抱え込まず、周りの人に相談する
対処法として大切なのは、子育てを一人で抱えようとするのではなく、誰かに相談したり、手伝ってもらったりする姿勢です。
子育てのことが不安であれば、パートナーはもちろんのこと、家族や友人などに話を聞いてもらうことで安心できたり、解決できたりすることもあるでしょう。
また子育てを手伝ってもらうことで、自分自身にも余裕が生まれます。精神的な余裕を持つことが産後うつを予防するうえでとても重要になります。
・行政の窓口や支援サービスを利用する
さらに、行政の窓口に相談したり、支援やサービスなどを利用したりして、ママの役割から離れる時間を持つことも重要になります。
・同じ立場のママ友をつくる
同じような立場のママ友を作るなど、自分だけの居場所を持っておくことも、対処法のひとつになるでしょう。
同じ境遇の子育て中のママであれば、立場を理解してもらえやすく、対処法になる情報を得られ、子育ての上で大きな支えになるのではないでしょうか。
・しっかり休養をとる
産後、周りに迷惑をかけてしまうかもしれないと、子育てに対する責任を自分一人で背負ってしまうことは、より強いストレスとなります。
焦らずにしっかりと休養を取ることが大切です。
規則正しい生活を心がけながら、しっかりと休養が取れるような環境にしていきましょう。
・心療内科や精神科を受診する
産後うつの症状にいくつか該当するようであれば、適切な治療を受けるためにも、早めに心療内科や精神科を受診することが大切です。
うつ病は早めに治療を開始すると、早く改善しますので、症状が気になる場合はクリニックへ足を運んでみましょう。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

出産後のママに対する
家族の対応について

出産後のママに対する家族の対応について
出産後のママに対する家族の対応について

産後うつの症状は、育児のストレスやホルモンバランスの変化などがきっかけとなって現れる症状であり、育児のストレスを軽減し、しっかりと休養を取れるようにすることが産後うつの治療や予防の近道となるものになります。
育児のストレスを軽減するには、抱っこやオムツ交換、寝かしつけ、夜泣きの対応など、産後の女性でなくてもできる子育てについては、分担するようにすればいいでしょう。
特に産後は身体にかなり大きなダメージを受けていますし、急激なホルモンバランスの変化によって体調にも大きな影響を与えています。
そのため、周りがそのような状況に気遣い、ママ以外の家族が積極的に子育てに参加することがとても大切なことになります。

夜泣きがみられる時期については、睡眠不足となってしまい、産後うつが発症しやすかったり、産後うつがよくならなかったりすることが多いのです。
うまく夜泣きの対応を交代するなど、サポートできるようにしておきましょう。

また子育て中は気苦労が絶えず、誰にも相談できないような場面が多くなりがちです。
そのような状況で、一人で抱え込んでしまい、産後うつの状態がよくならないということもあります。
周りの家族がしっかりと耳を傾け、辛い思いを共有するなど、ストレスを軽減させる取り組みも大切です。

産後うつ(産後うつ病)の治療法

産後うつは、単なる出産疲れや環境の変化などによるストレスというものではなく、うつ病ですから適切な治療が必要です。
うつ病特有の症状が2週間以上、継続しているような場合であれば、産後うつ病の発症が疑われます。
心療内科や精神科のクリニックにおいて、産後うつ病と診断された場合の治療の選択肢は主に下記の3つがあります。

  • 薬物治療
  • 精神療法
  • 磁気刺激治療(TMS)

薬物療法は、一般的にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)やSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)などといった抗うつ薬が用いられることが多くなっています。また症状にあわせて抗不安薬や睡眠導入剤などを使用することもあります。
抗うつ薬は服用すればすぐに効果が現れるというものではなく、一定の効果が現れるまでに数週間程度の調整が必要となる場合もあります。薬の服用中は授乳をやめる必要があります。
また、副作用が起きることもありますので、主治医の指示に従って服用することが大事です。

薬物治療と並行して、精神療法にも取り組みます。
精神療法はカウンセリングなどを行うことで症状の改善を図ります。

磁気刺激治療(TMS)は、脳に磁気刺激を与えることで脳の働きを活性化させ、うつ病を改善させる新たなうつ病治療です。授乳中も治療可能ですので、産後うつの方には適した治療法です。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

出産後のママに最適なうつ病の
検査と治療とは

出産後のママに最適なうつ病の検査と治療とは
出産後のママに最適なうつ病の検査と治療とは

産後うつの症状でお悩みであれば、ママにとって身体への負担が少ない治療法「磁気刺激治療(TMS)」に取り組んでいる新宿ストレスクリニックにご相談ください。
磁気刺激治療(TMS)は、脳に磁気をあて脳の働きを回復させることによってうつ病を改善させる新たな治療方法です。授乳中も治療可能ですので、産後うつの方には適した治療法です。
薬に頼らない治療法で、身体への負担を減らしたい産後であっても安心して治療に取り組むことができます。
また脳の血流量のパターンから産後うつ病を診断サポートする「光トポグラフィー検査」を導入しており、的確な診断によって早期改善を目指していきます。

産後のママも安心!
薬に頼らないうつ病治療
「磁気刺激治療(TMS)」

新宿ストレスクリニックでは、薬に頼らない治療法「磁気刺激治療(TMS)」を行っています。
産後の女性だけではなく、妊産婦、高齢者、未成年(12歳以上の中学生から)の身体にも優しい治療法で、副作用もほとんどなく安心して治療を受けることが可能です。
一般的な心療内科や精神科のクリニックでは、抗うつ薬を用いて産後うつの治療に取り組みます。
しかし抗うつ薬は、効果がすぐに現れませんので調整がとても難しく、またその間に副作用を引き起こしてしまうこともあります。
うつ病は「心の病気」ではなく「脳の病気」と考えられています。
磁気刺激治療(TMS)は、脳に磁気をあて脳の働きを回復させることによってうつ病を改善させる新たな治療方法です。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

うつ病の診断サポート
「光トポグラフィー検査」

新宿ストレスクリニックでの産後のうつ病の診断については、医師の問診だけでなく「光トポグラフィー検査」を導入しています。
一般的な心療内科や精神科のクリニックでは、問診のみで産後うつ病の診断を行っています。
その場合、躁鬱とうつ病の見極めは非常に難しく、鑑別に時間がかかるケースがあります。
光トポグラフィー検査では、産後のうつ病の症状を脳内の血流量のパターンで的確に捉えることができ、医師の問診とあわせて、正確な診断を行っています。
新宿ストレスクリニックでは、産後うつ病の的確な診断を行い、いち早く必要な治療に取り組むことが可能です。
産後うつかもしれないとお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

状態を正確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

■関連リンク

本 将昴医師が在院する新宿ストレスクリニック名古屋院のページはこちら

新宿ストレスクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬に頼らない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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