その症状、もしかしたら「プチうつ」かも?「うつ病」との違いを徹底解説

その症状、もしかしたら「プチうつ」かも?「うつ病」との違いを徹底解説
その症状、もしかしたら「プチうつ」かも?「うつ病」との違いを徹底解説
その症状、もしかしたら「プチうつ」かも?「うつ病」との違いを徹底解説

近年、20~30代の女性に増えているといわれていた「プチうつ」。
コロナ禍によって心身ともに疲れた現在は、老若男女限らず、気分が優れないと感じている人が多くいます。
今回は、かかっている本人も気づきにくいといわれるプチうつについて、ご説明します。正しく理解し、重症化させない暮らしをご自身の手でつくりあげていきましょう。

プチうつとは

プチうつとは、正式には「非定型うつ病」と呼ばれている病気です。
一般的なうつ病は「食欲がない」「夜ぐっすり眠れない」などの症状が出やすい傾向があります。しかし、プチうつ病は従来のうつ病とは、症状が少し違います。

プチうつに対して、従来のうつ病は「定型うつ病(大うつ病性障害)」と呼ばれることもあります。この2つの違いは、うつ病にはほぼ毎日うつ症状が現れるのに対し、プチうつは毎日症状が出るわけではなく、1日のうちでも限られた時間だけ症状が現れるところがポイントです。そのため、本人もうつ症状だとは気づきにくく、重症化しやすい傾向があります。
プチうつでは、主に以下のような症状が出やすいといわれています。

  • 気分の浮き沈みが激しい
  • 過食
  • 過眠
  • 体が重く、立っているだけで強い倦怠感がある
  • 怒り発作(キレやすい)

プチという名前ではありますが、プチうつは決して「軽い病気」ということではありません。うつ病と同じだけ症状は重いけれど、症状が出ている時間がうつ病より短いというだけのことです。つまり、“プチ”なのは時間であり、症状ではないということをまず理解しましょう。
一般的に、うつ病は深刻化すると、もとの元気な状態に戻るまでに時間がかかるといわれています。プチうつもまた、治療開始は早ければ早いほどいいのです。おかしいなと思ったら、できるだけ早く精神科や心療内科を受診しましょう。

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「プチうつ」と「うつ病」の症状の違い

「プチうつ」と「うつ病」の症状の違い
「プチうつ」と「うつ病」の症状の違い

症状だけ見てみると、似たような症状にも感じるプチうつとうつ病。それぞれを比較しながら、詳しく見ていきましょう。

【うつ病(定型うつ病)】

時間帯:午前中に最も調子が悪い
気分:好きなことにもやる気が出ない
集中力:常にボーっとした状態が続く
睡眠:不眠傾向
食欲・性欲:低下
危険性:自殺願望が強く出やすい

【プチうつ(非定型うつ病)】

時間帯:夕方から夜にかけて調子が悪い
気分:好きなことにはやる気が出る
集中力:イライラして散漫になる
睡眠:過眠傾向
食欲・性欲:増加
危険性:突発的な行動に注意が必要

◇時間帯
うつ病は、朝起きたときに一番調子が悪い傾向があります。気分がひどく落ち込み、ひどい倦怠感を感じているでしょう。身なりにもまったく気を遣わなくなるのも特徴です。この状態は、夕方になると少し緩和していく傾向もあります。
プチうつは、日中は比較的穏やかに過ごせるものの、夕方から夜にかけて不安が募る傾向があります。「夕暮れうつ病」ともいわれ、深夜にひとりで泣くことも。気分が高まると、リストカットなどの危険性もあります。
◇気分
うつ病は、激しい落ち込みが始終続き、今まで楽しめていた趣味などにも興味が持てなくなります。手足が鉛のような重さに感じるなどの倦怠感を感じ、強い自責の念によってどんどんネガティブな思考に陥っていきます。
プチうつは、気力や集中力の低下はうつ病と同じようにあるものの、好きなことにはやる気を出せるのが特徴。人前で明るく振る舞うこともできますが、突然キレるなどの怒り発作も起きやすいでしょう。
◇集中力
うつ病は、常に頭がボーッとしていて、以前は簡単にできた計算や家事などができなくなります。また、自分が無能になったかのように感じ、どんどん自信を失っていく傾向があるでしょう。
プチうつは、イライラが続きやすく、それによって集中力が散漫に。人とぶつかりやすくなり、突然人との関係を断ってしまうこともあるでしょう。
◇睡眠
うつ病は、どれほど疲れていてもぐっすり眠れない傾向があります。眠りが浅く、特に朝型は覚醒しやすいので、慢性的な睡眠不足に陥りやすいでしょう。
プチうつは、1日の睡眠時間が10時間以上になることも珍しくない、過眠状態になります。ただし、眠りは浅いので、どれだけ寝ても寝足りない感覚を持ちます。
◇食欲・性欲
うつ病は、基本的な欲求が落ち、痩せていきます。初期症状として最もわかりやすい症状のひとつです。
プチうつは、食べることで不安やイライラを紛らわせようとするため、甘いものが無性に食べたくなって太りやすい傾向が。また、性欲が高まるケースもあります。
◇危険性
うつ病は、「自分には生きている価値がない」という自責の念が強く、前触れもなく自殺に踏み出してしまうことも。健康な人の30倍、自殺の危険性があるといわれており、特にうつ病の治りかけに自殺をしやすくなる傾向があります。
プチうつもまた、突発的な行動に出やすい傾向はありますが、「死にたい」と口にすることが多く、まだ周囲へSOSを出せる状態にあります。

プチうつの対処法

プチうつの対処法
プチうつの対処法

プチうつに対処する方法は、プチうつを予防する方法でもあります。
現在、気分が優れないと感じている人も、発症しないためにより良い生活を心がけたい人も、ご自身の暮らしに取り入れていきましょう。

生活習慣の改善

食事、運動、睡眠を整えることが、プチうつ脱出の一番の方法です。
気分の浮き沈みが激しい状態で、毎日同じ時間に起き、仕事に行って、食事をして、同じ時間に眠るという生活は苦しいかもしれません。ですが、少しずつでいいので「朝7時に起きて、夜11時に寝る」「1日5分のウォーキングをする」というように小さな目標を立て、実行していきましょう。
規則正しい生活を心がけるだけで、コントロールしにくかった感情が落ち着いていくのを感じられるはずです。

適度な「休養」と「負荷」のバランスを取る

うつ病では、安静が何よりもの治療になりますが、プチうつの治療には「ちょっと頑張る」といった負荷が重要です。もちろん症状の重さにもよるのですが、多くの場合、プチうつはただ休養しているより、少し頑張って行動するほうが改善に向かいやすい傾向があります。
気分が優れないから仕事や学校を完全に休むのではなく、仕事や登校日を減らすなどの相談をして、負担を減らしつつ「止めないこと・続けること」を意識しましょう。
一人で頑張るのではなく、家族や友人の協力を求めてください。

上手な「自己主張」の練習をする

プチうつは、自己主張が苦手な人ほど発症しやすいといわれています。そのため、自己主張の練習をすることで、プチうつになりにくい考え方や姿勢を身につけていくことになるのです。
自己主張は、相手に自分のことを分かってもらうためだけでなく、人との言葉や心の距離をはかるための目盛りにもなります。相手を不快にさせず、自分の言いたいことを言う。それは決して簡単なことではありませんが、しなやかな心を身につけていくためにはとても大切なことです。家族や友人に手伝ってもらいながら、言い回しや伝え方を少しずつ学んでいきましょう。

うつ病のセルフチェックをしましょう

うつ病はストレスを起因として、自分でも気づかないうちに発症している可能性がある病気です。プチうつともなれば、気分が優れないと思っても、一時的なものだったと勘違いしてしまう可能性もあります。
最近落ち込みが激しいと感じることがあったら、まずはご自身でうつ病のセルフチェックをしてみましょう。
新宿ストレスクリニックの公式サイトでは、簡単な質問に答えるだけで、ご自身の状態を客観的に判断してくれるセルフチェックリストを公開しています。

うつ病の可能性がある場合は、できるだけ早く専門の医療機関を受診しましょう。

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うつ症状のご相談は
新宿ストレスクリニックへ

新宿ストレスクリニックは、うつ病治療専門の心療内科・精神科です。
「心のモヤモヤが晴れない」「うつ病ではないか」と不安がある場合や、セルフチェックでうつ病の疑いありと診断された場合はご相談ください。
新宿ストレスクリニックでは、脳の中の血流量の変化を調べることでうつ病かどうか判断サポートする「光トポグラフィー検査」を推奨しており、うつ病と診断された場合は体に負担の少ない「磁気刺激治療(TMS)」を取り入れています。

うつ病かどうか分かる
「光トポグラフィー検査」

新宿ストレスクリニックでは、医師による診断にも力を入れています。
うつ病のような目に見えない病気は、誤診されることも少なくはありません。誤診の怖さは、適切な治療法がされないところにあります。
間違った治療は、病気が改善されないだけでなく、日常生活や社会生活にも影響を及ぼします。場合によっては、症状がどんどん悪化してしまうこともあるでしょう。

新宿ストレスクリニックは、そうした誤診を防ぐために「光トポグラフィー検査」でより正確な診断を行なっています。光トポグラフィー検査は脳の血流量からうつ病・双極性障害(躁うつ病)・統合失調症・健常と4つのパターンをグラフであらわす検査です。 グラフ化されたデータを元に医師が診察を行うため、従来の医師の主観によって行う診察より、正確な診断が可能になりました。 ご相談の際は、正確な状態を把握するためにも、基本的に光トポグラフィー検査を受けることをおすすめしております。光トポグラフィー検査は、ご相談の予約とともに検査予約もお取りください。

状態を正確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

うつ病の新しい治療法
「磁気刺激治療(TMS)」

新宿ストレスクリニックは、磁気刺激治療(TMS)を中心とした、薬を使わない新しいうつ病治療を提供しています。
うつ病治療では抗うつ薬による治療が主流ですが、さまざまな種類の薬をたくさん飲むケースが多く、副作用など心身への負担が問題視されることがあります。
新宿ストレスクリニックでは、そのようにしてかかる患者さんへの負担を少しでも軽くするため、磁気刺激治療(TMS)を推奨しています。

磁気刺激治療(TMS)とは、うつ病によって機能低下をした脳に、磁気刺激を与えることで機能回復を促す治療法です。
「心の病」といわれていたうつ病は、近年、「脳の病」と考えられるようになりました。
新宿ストレスクリニックでは、うつ病が「脳の病」であるということに着目し、磁気刺激治療(TMS)こそが、より安全で最適にうつ病治療を行っていける方法であると考えています。
磁気刺激治療(TMS)は、ほとんど副作用がなく、治療後すぐに帰宅できるところも大きなメリットです。治療期間は平均約1ヶ月半~6ヶ月と短く、症状の早期改善にも期待が寄せられています。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

また、磁気刺激治療(TMS)は、うつ病治療だけではなく、脳にかかったストレスを解消する「ストレス治療」にも適しています。脳のストレスを解消すると、身体も心も軽くなりやすく、うつ病予防にもつながるでしょう。

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

■関連リンク

本 将昴医師が在院する新宿ストレスクリニック名古屋院のページはこちら

新宿ストレスクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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