「老年うつ」は誰にでもなる病気?~老年うつと認知症について~

「老年うつ」は誰にでもなる病気?~老年うつと認知症について~
「老年うつ」は誰にでもなる病気?~老年うつと認知症について~
「老年うつ」は誰にでもなる病気?~老年うつと認知症について~

年齢を重ねるにつれて、高齢者特有の病気を発症することがあります。
お酒を飲んでぐっすりと眠りたい。

「物事に対する意欲がわかない」
「集中することができなくなった」
「食欲がなくなった」
「体がだるく何もできない」

といった症状が続いているということはないでしょうか。
これらの症状は「老年うつ」に多い症状ですが、しばしば「認知症」と間違われることがあります。
周りの家族が正しい知識を持って、適切に対応することが大事になります。
ここでは「老年うつ」「認知症」とはどのような症状なのか、どのように治療とケアを行っていけばいいのかお伝えします。

「老年うつ」とは

「老年うつ」は、65歳以上の方に多いうつ病のことで、「元気がない」「ボーっとしている」「眠れない」「やる気が起きない」などの症状が長い期間、毎日続くようになるものです。
2018年現在において我が国の高齢化率は27.7%となっており(参考:内閣府「高齢化の状況」)、高齢者の自殺割合が多くなっていますが、この背景には「老年うつ」があると考えられています。

老年うつの特徴的な症状

老年うつは症状として、「肩こり」「耳鳴り」「頭痛」「めまい」「便秘」などの身体症状から始まることがあります。そのような場合においては、周りで生活する家族も軽く考えてしまいがちで、老年うつであると気づかないことも少なくありません。
また、認知症の初期症状とも似ており見分けがつきにくいことから、本人や周りが気がつかない間に症状が悪化してしまうことがあります。
老年うつと認知症では、病状の経過が異なりますから、治療方法もそれらに適したものでなければなりません。

一緒に住む家族や周りの生活する人たちの気づきが大事

老年うつに適切に対処するには、周りで生活する家族によって

「様子がいつもと違う」
「そう言えば最近元気がない」

と変化に気づくことが大事になってきます。
特に老年うつは、

「定年退職してやることがない」
「引越しして環境が変わった」
「趣味がない」

といった環境的な要因や

「配偶者が亡くなった」
「病気になって身体が衰えた」
「人間関係に悩んでいる」

などの心理的な要因によって引き起こされることがあります。
このような状況がある場合には、注意して観察しておくことが大事です。
老年うつは適切に治療を行えば、治る病気です。本人の言動に注意して、早い段階で気付くようにしましょう。

「老年うつ」と
「認知症」は違うの?

「老年うつ」と「認知症」は間違えられることが多くあります。
特に老年うつは、うつ病特有の抑うつ状態が目立たずに、集中力が低下したり、物忘れが現れることがあるからです。
「高齢者だから仕方がない」と周りから軽く考えられがちですが、「老年うつ」と「認知症」の判断は難しいものなのだと注意しておくことが大切です。
認知症を疑って受診された方の中には、記憶機能の検査などを行った結果、「老年うつ」と診断されることも少なくないからです。
「老年うつ」と「認知症」では症状の進行には違いがあり、治療方法も異なります。
気になる症状が現れた場合においては、精神科や心療内科などの専門医、もしくは日常的に診てもらっているかかりつけ医に相談することをおすすめします。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

「老年うつ」は「認知症」に進行するの?

老年うつの発症は、認知症の発症に何らかの影響を与える可能性があります。老年うつの方が認知症を併発させることは珍しくないからです。
ただし、老年うつは適切な治療を行うことによって改善させることができる病気です。
一緒に生活している家族や周囲の人が、本人の変化に早期に気づき、適切な治療に結び付けていくことが何よりも大事になってきます。

「老年うつ」の治療とケア

「老年うつ」の治療とケア
「老年うつ」の治療とケア

老年うつの場合、「肩こり」「頭痛」「便秘」などといった身体症状が前面に現れるため、本人や周りにいる家族も老化に伴う症状だと判断して、身体症状に対する薬を飲むことが少なくありません。
しかし、それらの薬を飲んだとしても一向に改善が見られないということであれば、専門医もしくはかかりつけ医に相談することをおすすめします。本人が受診を嫌がることがありますが、そのような際でも家族が相談してみることがいいでしょう。
老年うつということが明らかであれば、十分な休養を取りながら、本人がストレスとなっている要因を取り除くようにし、必要に応じて薬を使って治療していきます。
老年うつの人には、責任感が強く、几帳面である人が少なくありません。そのため家事などを頑張ろうとしてしまうことがありますが、無理しないように生活することが大事です。
規則正しい生活を心がけ、程度な運動などによってストレスを発散することが必要です。

「老年うつ」は
誰にでもなる病気?

高齢者になると、若い頃のように行動することができなくなり、身体の衰えを感じて寂しくなることがあります。また会社を退職して、生きがいをなくしたという人もおられることでしょう。
老年うつにならないようにするには、健康を心がけ、社会の一員として生活することが大事です。
規則正しい生活を心がけて、バランスの良い食事を摂るようにしましょう。また家に引きこもりがちにならないように、趣味を持つことや友人などと外出を楽しんでみることも良いでしょう。
もし生活する中で、少しでも様子がおかしいと感じたのであれば、早めに専門医やかかりつけ医に相談するようにしてください。

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老年うつも心身への負担が少ない治療法で
早期改善

家族との別れや介護、健康の減退などは年齢とともにうつ病を発症しやすくなります。
また、他の病気と同じように、うつ病治療にはさまざまな負担がかかります。
うつ病治療は、抗うつ薬を服用することが一般的とされています。
しかし、抗うつ薬には副作用や長期療養が伴う場合があります。
新宿ストレスクリニックでは、患者さんの心身への負担を一番に考え、心身への負担が少ない治療方法を提供しています。

磁気刺激治療(TMS)

新宿ストレスクリニックは、磁気刺激治療(TMS)の専門クリニックです。うつ病の一般的な治療法は薬物療法が多いですが、副作用が伴います。磁気刺激治療(TMS)は、頭部に磁気の刺激を与え、うつ病を改善する治療方法です。薬の副作用や薬に抵抗がある患者さんに選ばれることが多く、実際に薬をゼロにされた患者さんもいます。
副作用もほとんどなく、治療期間も約1ヶ月半~6ヶ月ほどで、個人差はありますが、短期に集中して治療に専念できます。心身に負担をかけたくない方にもお勧めの治療方法です。
土日祝も診療していますので、ご都合の良い時に治療ができます。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

光トポグラフィー検査

うつ病治療の前に、現在の状態を正確に知りたいという方にお勧めです。
光トポグラフィー検査は、うつ病・双極性障害(躁うつ病)・統合失調症・健常の4つのパターンをグラフデータで表します。
従来、医師の問診のみで判断していた診断に、光トポグラフィー検査の結果を併せることで、より正確な診断が可能になりました。
うつ病は、発症した原因を探ることが重要です。まずは不調の原因を知ることが治療の第一歩です。早期発見が早期回復につながります。

状態を正確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

認知症とは違い、老年うつは適切な治療を行えば改善できる可能性があります。本人だけではなく家族や周囲の人が前向きに取り組むことが大切です。いつもと様子が違うな、と感じたら、ぜひ本人もご一緒にご相談に行くことをおすすめします。

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

新宿ストレスクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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