精神科、心療内科にいくことを躊躇してしまう方へ~セルフチェックの重要性~

精神科、心療内科にいくことを躊躇してしまう方へ~セルフチェックの重要性~
精神科、心療内科にいくことを躊躇してしまう方へ~セルフチェックの重要性~
精神科、心療内科にいくことを躊躇してしまう方へ~セルフチェックの重要性~

うつ症状などによって、精神科や心療内科に受診する人はとても増えていますが、受診をためらっている人も少なくありません。
うつ症状に悩んでいるとしても、さまざまな理由によって受診せずに過ごしているという人がたくさんいます。むしろ自分はうつ病だろうと気付いていても、「受診しない」と考えている人のほうが多いのが現実なのです。
ここではそのように精神科、心療内科にいくことを躊躇してしまう人に向けて、なぜ躊躇する人が多いのか、セルフチェックや専門医に相談する重要性についてお伝えします。

精神科、心療内科にいくことを
躊躇してしまう理由

うつ症状など精神症状が現れていて、とても辛い状況であるにも関わらず、精神科や心療内科に受診することをためらう人はたくさんいます。躊躇してしまう理由には、次のようなことがあります。

  • ・仕事が休めない

    仕事が休めない

    仕事に対する意欲がわかず、何をするにもおっくうになっていて、不眠なども現れているにも関わらず、「仕事が休めない」という理由で受診を躊躇している人が多くいます。中には辛い症状があるにも関わらず、這いつくばってでも仕事をしている人も少なくありません。うつ病をはじめ精神疾患になりやすい人には、生真面目で曲ったことが嫌いな性格の人が多い傾向があります。仕事が忙しく、人手が足りない状況を考えると自分自身が病院に受診して、休むようなことがあってはならないと考えてしまうのです。

    仕事が休めない
  • ・自分は病気ではないと考えている

    自分は病気ではないと考えている

    ストレスを抱えていて、うつ症状に悩んでいるとしても
    「一時的な症状だから」
    「ストレスがたまっているだけだから」
    「気の持ちようだから」
    と考えて受診を躊躇している人が多くいます。
    うつ病は「脳の病気」ですが、未だに「心の病気」であると考えて、うつ病になることを恥ずかしいと考えてしまう人が多いのです。

    自分は病気ではないと考えている
  • ・うつ病を理解してもらうのは難しい

    うつ病を理解してもらうのは難しい

    うつ病は、当事者でないと理解しがたい面もあります。
    ただ怠けているだけや、さぼっているなどと間違われることもしばしばあるようです。
    しかし、うつ病にかかると体が思うように動かなくなったり、感情のコントロールもうまくいかなくなります。日常で周囲の人たちと一緒に過ごすことが難しくなります。
    また、うつ病という病気だから、すべてを許すといった寛大な人ばかりではない世の中なので、理解されにくいのも事実であるといえます。

    うつ病を理解してもらうのは難しい
  • ・精神科や心療内科は敷居が高い

    精神科や心療内科は敷居が高い

    精神科や心療内科への受診の必要性は感じているものの、何となく躊躇してしまうという人も多くいます。病院に対する自分自身が持っているイメージによって、敷居が高いと感じてしまう場合です。
    いつも受診している内科を受診することからはじめる人が多いですが、内科から精神科や心療内科を紹介され受診するというケースが増えています。通院してみれば、それほど内科などと変わらないことに気が付くようです。

    精神科や心療内科は敷居が高い

セルフチェック(自己診断)の
重要性

まずはセルフチェックをしてみて、自分自身の症状がどの程度であるのか確認してみることをおすすめします。
うつ症状に悩んでいるとしても精神科や心療内科に受診することを放置していると、多くは病気を悪化させてしまうことになります。
中にはうつ症状を紛らわすために、アルコール依存やギャンブル依存になることも多く、最悪の場合には自殺してしまうこともあります。
下記に当てはまる項目が2週間以上続くようであれば、注意が必要です。そのままにしておくと症状を悪化させることがあります。休養や睡眠をしっかりと取って、ストレスを解消することが必要です。

  • 気分が重く、泣きたくなる
  • 好きなことでもやる気がおきない
  • 食事がおいしいと思えない
  • 不安が大きくて苦しい
  • 悪く考えてしまう
  • なかなか眠れない、朝早く目覚めてしまう
  • 歯磨きや着替えさえもおっくうになる
  • 休んでも疲れが取れない
  • 人との会話に集中することができない
  • 死にたいと思ってしまう

その他にも、厚生労働省が公開している「こころの病気のセルフチェック」を参考にするのもよいでしょう。
まずは現状の把握が重要といえます。

精神科・心療内科に受診し
専門医に相談する重要性

うつ病を放置してしまうと一時的に良くなったとしても繰り返し病気を再発させてしまい、なかなか治りにくくなってしまいます。
精神科、心療内科にいくことを躊躇してしまう方には、受診の必要性は感じているものの、精神疾患の正確な情報を持っていないことが多く見かけられます。
うつ症状が続くのであれば、早めに精神科、心療内科の医師に相談することをおすすめします。
「薬を飲んでも根本的な解決にならない」
「気持ちの問題だから薬で治すものではない」
「自分の甘えだから病院に行くことは負けになる」
との理由によって精神科・心療内科を受診することを、躊躇される方は実際に多いですが、これらは病状を悪化させてしまう原因にもなる可能性があります。
また、「うつ症状の原因を取り除くことが大事だから」といって、無理に運動したり、民間のカウンセリングに通い詰めていたりする人を見かけることもあります。
確かにストレスを解消し、原因を取り除く取り組みは大事ではありますが、症状が強く出ている場合においては、精神科・心療内科の専門医に頼りましょう。

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

新宿ストレスクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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