秋になると気分が落ち込む「秋うつ(季節性うつ病)」の原因や対処法とは

秋になると気分が落ち込む「秋うつ(季節性うつ病)」の原因や対処法とは
産後のママはうつ病のリスクが高い!?
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秋になって、なんだか気分が落ち込んだり、憂うつになってしまったり、意欲がなくなってしまったりすることはないでしょうか。
そのような症状が続くようであれば、季節性うつ病である「秋うつ」なのかもしれません。
一時的な気分によるものではなく、治療が必要になるものですから、症状が気になる場合には早めに対処することが大切です。

秋に気持ちが落ちこむ
「秋うつ(季節性うつ病)」とは

秋うつは季節性うつ病の一つであり、季節の変わり目によって現れるうつ症状のことを季節性うつ病と呼んでいます。
季節性うつ病は、「季節性感情障害(SAD)」とも呼ばれ、日照時間が短くなってくる10月ごろから春頃まで続くという特徴があります。
毎年、この時期になると同じ症状を繰り返すという方も多いのではないでしょうか。
ただし、毎年現れるからといって軽視していると、場合によっては悪化させてしまうこともあるために、十分注意することが大切です。
症状が重くなってしまった場合には、仕事や学校に行けなくなったり、家事ができなくなったりといった、日常生活にまで大きな影響を及ぼしてしまうこともあります。

秋うつの症状について

秋うつの症状について
秋うつの症状について

こんな症状はありませんか?

  • 秋になっていつもより気分が落ち込むことが多くなった
  • ゆっくり休んでも疲れが取れない
  • 意欲を失い行動することが億劫になる
  • 集中して仕事や勉強ができなくなった
  • 体重が増えるほど食べ過ぎてしまう
  • たくさん寝ても、日中眠気を感じる

うつ病と聞くと「わたしはうつ病にはならない」と考える方も多いかもしれませんが、季節性うつ病は誰もが発症する可能性を持つものですから、症状を理解して対処できるようにしておくことが大切です。
秋うつの特徴として、過食や過眠が激しくなるという症状が現れますので、この時期にみられるようでしたら、秋うつかもしれません。

秋うつが発症する原因

秋うつが10月ごろから増えてくる原因として、太陽の日照時間が影響していると考えられています。
夏から秋、冬になるにつれて、日照時間はどんどん短くなっていき、3月の春頃から少しずつ長くなっていくことが知られています。
日照時間が減ってしまうと、当然ながら私たちも日にあたる時間が短くなってしまいます。
日にあたる時間が短くなってしまうことによって、脳内の神経伝達物質のひとつである「セロトニン」の量が不足してしまうことが指摘されています。
実際、うつ病の患者の脳内を調べた研究では、夏場に発症した患者と秋から冬にかけて発症した患者では、セロトニンの量に違いがあることが分かっています。
また、秋うつの特徴である過眠によって、さらに症状が悪化する可能性が指摘されています。
セロトニンの量を正常にするには、朝日を浴びることが大事であることが知られています。
起床時から2時間以内に朝日を浴びることによってセロトニンが十分分泌されると同時に、体内時計をつかさどるメラトニンの分泌リズムも調整されます。
つまり朝日を浴びることによって生活リズムが整いやすくなり、うつ病の予防にも繋がるのです。
しかし、秋うつとなって過眠状態になってしまうと、朝日が浴びられなくなり、さらに日照時間が短くなるという悪循環によって、症状がどんどん悪化してしまいます。

秋うつの予防・対処法とは

秋うつの予防・対処法とは
秋うつの予防・対処法とは

秋うつを予防するには、できる限り日光を浴びる時間を多くすることが大事ですが、同時に生活リズムの構築や運動、栄養などに配慮した生活を送ることも大切です。
秋うつと考えられる症状でお悩みであれば、そのまま放置していることでうつ症状を悪化させてしまったり、治りにくくなってしまったりしますので、適切な治療が必要となります。

秋うつの効果的な予防・対処法

  • 意識して朝日を浴びる
  • 生活リズムを乱さない
  • 適度な運動に取り組む
  • 栄養バランスを考えた食事

どれも秋うつの対処法としては大事なものですので、生活の中にうまく取り入れるように工夫してみてください。
秋になるとどんどん日照時間が短くなり、体内のセロトニンの分泌が減少してしまう傾向にあります。
セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつで、メンタル面での安定や自律神経のバランスなど、秋うつの症状に大きな影響を及ぼすものです。

秋が深まるにつれて、疲れが取れない、寝ても寝ても寝足りない、過食してしまうなどの気になる症状が現れたのであれば、まずは朝起きた時にカーテンを開けることからはじめてみるといいでしょう。朝日はメラトニンの分泌リズムを調整し、体内時計をリセットする効果があるといわれているからです。

生活リズムを乱さないように意識しておくことも大事です。
夜更かしの習慣がついてしまうと、朝に目覚めることができないようになり、日照時間が短くなることも重なって、十分に日を浴びることができなくなってしまうからです。
朝日を浴びる、朝にカーテンを開けるということと、夜更かしはしないということをセットに意識しておくと、早寝早起きができるようになります。
ぐっすりと睡眠を取ることは、秋うつの予防や対処法にとって、とても大事なことですから、意識的に取り組むようにしましょう。

また、ウォーキングなど適度な運動に取り組むことによっても、セロトニンの分泌を促進させ、ドーパミンの分泌を促進させることも分かっています。
ドーパミンとは、やる気を促進させたり、モチベーションを高めたりといった作用があり、適度な運動を一日に20分程度続けることによっても分泌促進に効果的であるといわれています。

さらに、栄養バランスのとれた食事も、セロトニンの分泌に大きな影響を与えることが分かっています。
たんぱく質やビタミン、ミネラルなどを十分に摂取することによって、分泌するセロトニンの生成に役立つと言われています。
特に、肉や魚、大豆などには良質なたんぱく質やミネラルが豊富に含まれていますので、栄養バランスを考えながら摂るように心がけておきましょう。

秋うつの治療方法

心療内科や精神科のクリニックにおいては、うつ病の診断基準に基づいて診断を行い、適切な治療に取り組むことになります。
秋うつの治療に取り組む基本となるものに「休養」があります。
特に秋うつの場合には、休んでも疲れが取れなかったり、寝ても寝ても寝足りないといった症状によって、日中に起き上がれなくなることがあります。
そのような場合には、休養をしっかりと取る中で、生活リズムを改善することがまず重要となるのです。
そのために会社を休んだり、ゆっくりと休養を取るための環境の調整をしたりすることが重要になるでしょう。

秋うつは放置しておくと、どんどん悪化していきます。

休養を取って治療に取り組むためには、職場や学校、家庭などでも治療に専念できる環境がとても大事になるのです。
特にうつ病を発症させる方の性格傾向を調べてみると、生真面目で努力家が多いので、治療が必要であるとしても、無理をしてしまう可能性が高いのです。
一般的な秋うつの治療法として、主にSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などといった抗うつ薬を用いた薬物治療に取り組まれることも多くなっています。
ただし薬物治療は、薬剤の調整が難しく、効果が現れるまでにある程度の期間が必要となり、その間に副作用を引き起こしてしまうリスクがあります。

近年では、季節性うつ病の症状の悪化を防ぐために「高照度光療法」と呼ばれる、セロトニンの分泌を活性化させる治療もあります。
「高照度光療法」とは、専用の照明器具で人工的な光を一定の時間浴びるというもので、晴れた日中と同程度の効果があるとして期待されていますが、現在のところ、高照度光療法は一部の医療機関しか導入されていません。

また、薬に頼らない新たなうつ病治療として「磁気刺激治療(TMS)」があります。
「磁気刺激治療(TMS)」は、磁気刺激によって脳の働きを活発にし、正常な状態に戻すことでうつ症状を改善する治療法です。
副作用がほとんどなく、身体にも負担をかけない治療方法のため、新たなうつ病治療として一部のクリニックや病院でも導入しており、効果が注目されています。

秋うつの症状がみられる場合は、お早めに心療内科や精神科のクリニックへ受診することをお勧めします。軽症なうちに最適な治療を開始することで、うつ症状の改善も早まります。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

新宿ストレスクリニックは
磁気刺激治療(TMS)の通院専門クリニック

秋うつはしっかりと休養をとって治療することが大切です。
しかし、実際にはすぐに休職できなかったり、どうしても休養を取れない事情があったりなど、難しいケースも多いでしょう。
秋うつの症状が現れているようであれば、治療に取り組まねば症状を改善させることはできません。
新宿ストレスクリニックの「磁気刺激治療(TMS)」なら通院でのうつ病治療が可能です。
品川本院は夜8時まで、名古屋・梅田院であれば夜7時まで、しかも土日祝日であっても診療可能ですから、仕事や学校、家庭が気になる方でも安心して通院治療が可能です。

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薬に頼らないうつ病治療
「磁気刺激治療(TMS)」

新宿ストレスクリニックでは、仕事や学校、家庭が気になる方にも通いやすく、身体への負担が少ない新しい治療法「磁気刺激治療(TMS)」に取り組んでいます。
薬に頼らない新たなうつ病治療の方法であり、脳のDLPFC(背外側前頭前野)に磁気刺激を与え、脳の機能を活性化させることで、判断力や意欲などを高め、うつ症状を改善させます。

一般的な心療内科や精神科の場合、抗うつ薬を用いた薬物療法に取り組んで治療を行います。
しかし、薬の調整は効果が現れるまでに数週間から数か月要することがあり、さらに口や喉の渇き、吐き気などといった副作用に悩まされることもあります。
「磁気刺激治療(TMS)」であれば副作用はほとんど見られません。
減薬や断薬を目指しながら、「磁気刺激治療(TMS)」を行うことが可能です。
妊産婦、高齢者、未成年(12歳以上の中学生から)でも治療可能な、身体に優しい治療法なのです。
別の心療内科や精神科のクリニックでなかなか効果が現れないという方であれば、ぜひご相談ください。

短期間の治療が可能です!
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うつ病を診断サポートする
「光トポグラフィー検査」

新宿ストレスクリニックでは「光トポグラフィー検査」を導入し、医師の問診とあわせてうつ病かどうか診断しています。 「光トポグラフィー検査」によって脳の状態をデータ化することができ、的確に状態を捉えることができますので、別の病気ではないか診断サポートすることができます。
一般的な心療内科や精神科のクリニックでは、主治医が本人との問診によってうつ病であるかどうか診断していますが、症状によっては正確な診断まで時間がかかることもあります。
その場合、適切な薬が処方されるまでに時間を要してしまい、服用し続けていても効果がなかなか現れないこともあります。
もし、現在、既に薬物治療に取り組んでいて、なかなか効果が現れないという方は、セカンドオピニオンとして、光トポグラフィー検査を受けてみることをお勧めします。

状態を正確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

■関連リンク

本 将昴医師が在院する新宿ストレスクリニック名古屋院のページはこちら

新宿ストレスクリニックはうつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬に頼らない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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