甘えではない非定型うつ病

甘えではない非定型うつ病
甘えではない非定型うつ病
甘えではない非定型うつ病

今、非定型うつ病というものがあるのをご存知ですか?
非定型うつ病とは、これまでのいわゆるうつ病とは違う症状を発症するうつ病で、その症状は一般的なうつ病よりも発見しづらくまた誤解されやすいものとなっています。
では、非定型うつ病とは一体どういったものなのでしょう。
ここでは非定型うつ病の症状と、その症状からくる誤解について考えていきます。

非定型うつ病は
怠け者と思われる!?

非定型うつ病の一番の特徴は、これまでのうつ病とは全く違う症状が出るという点。
しかも、その症状の出方が特徴的であるため、しばしば「怠けている」とか「甘えている」と、勘違いされてしまいがちなのが問題になっています。

非定型うつ病の症状1気分の落ち込みに浮き沈みがある

一般的なうつ病では、気分はずっと落ち込み気味になってしまいます。
しかし、非定型うつ病の場合は、気分の落ち込みに波があり、落ち込んでいないときは全く症状がないかのようにケロッとしているのが特徴です。
この波が激しく、なんでもないときは症状がないかのように見えるという点が、怠け者や甘えに見える原因となっています。

非定型うつ病の症状2他者に苛立つ

一般的なうつ病では、うまくできない自分や自らの症状に対して苛立ちます。
しかし、非定型うつ病の場合は、自分以外の人間、特に会社関係では上司や同僚、もしくは仕事の内容などに対して苛立ちを覚えてしまいます。
ですので、わがままな人間のように思われてしまうことがあるようです。

非定型うつ病の症状3夕方に落ち込みやすい

一般的なうつ病では、一般的に午前中や朝にうつ症状のピークがきます。
しかし、非定型うつ病の場合、その落ち込みのピークが夕方にくることが多く、これもまた、早く仕事を終えたいだけに見えてしまいます。
つまりはサボりぐせのように見えてしまうというわけです。

非定型うつ病の症状4過食に走り太りやすい

一般的なうつ病では、食欲不振や拒食になり、痩せてしまうことが多くなります。
しかし、非定型うつ病の場合は、逆に過食に走ってしまうことが多く、そのため痩せるのではなく太ってしまうことが多くなります。
これも、やはり健康な状況に見えてしまう原因です。

非定型うつ病の症状5過眠になりやすい

一般的なうつ病では、睡眠障害から不眠に陥ることが多くなります。
しかし、非定型うつ病の場合は食欲と同じく、一般的なうつ病とは全く逆で、むしろ眠くて仕方がないという過眠の状態に陥ることが多くなります。
このぐっすり眠れるという状況が心の病を連想させない原因になるのです。

非定型うつ病の症状6楽しいことは楽しめる

一般的なうつ病では、何をしても楽しめないという落ち込みが激しくなります。
しかし、実はこれが一番非定型うつ病を怠け者や甘えと勘違いさせるものなのですが、非定型うつ病では楽しいことはしっかり楽しめます。
特に休日等は、別人のような状態で晴れやかな気分になることができます。

非定型うつ病は
辛い症状に変わりはありません

一般的うつ病に比べて、怠け者や甘えと認識されがちな非定型うつ病。
しかし、一般的なうつ病と違って、もっと気楽な、あまり辛さのない症状かといえばそんな事は決してありませんし、そう見えてしまうことが問題でもあります。
ですから、しっかりとこの非定型うつ病も心身ともに危険な状態であるという認識が必要です。
特に、今まで説明してきたように、この非定型うつ病は怠け者であったり甘えであったり、もしくはわがまま、自分勝手、自己中心的という風にとらわれてしまいがちな症状です。
しかも、自分でも自分の症状が非定型うつ病であることに気づかないまま、自分が身勝手で自己中心的な態度をとることから周りの人とのトラブルも抱えやすくなります。これだけでも、一般社会で生活する上で、相当のストレスの高い状態になりうる可能性が高いことは言うまでもありません。したがって、人間的に自分は未成熟なのでは?という悩みを抱えることもあるのです。
ですから上のような症状に対して身に覚えがある場合は、きちんと医師に診断をしてもらうことが必要になってきます。
そうでないと、非定型うつが大きな症状へと進化する場合もあるのです。

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非定型うつ病は境界性人格障害の引き金に!?

ただの甘えじゃないだろうか?そんなふうに思ってしまいがちな非定型うつ病。
しかし、そんな非定型うつ病を放置したままにして悪化してしまうと、境界性人格障害にその症状が発展していく可能性があるのです。
境界性人格障害とは、感情の起伏が激しくなり対人関係が極端に不安定になる状態です。
キレやすい、虚しさが消えない、自分に対する批判に過敏になってしまうなどの症状があり、同時に見捨てられることへの強い恐怖を感じることもあります。
そのため、自分に興味を持ってもらうために、極端な行動に出ることもあります。
リストカットなどの自傷行為や過剰服薬、激しい怒りなどを表現するなどといった行動がその現れとなりますが、こういった症状に非定型うつ病から発展する恐れがあるのです。

非定型うつ病に
なりやすい人の特徴

非定型うつ病と疑われる症状がでたら、早めに医師の診断を受けましょう。
しかし、やはりどこか甘えの症状に似ているため、なかなか精神科・心療内科に行くことを躊躇してしまうこともあると思います。
そこで、非定型うつ病になりやすい人の特徴をここでご紹介します。
どうしても病院に行きたくない方も、以下を参考にし、少しでも気になる症状が当てはまれば、重症化する前に早期治療・回復できる可能性があります。

非定型うつ病になりやすい人の特徴1良い子だった

子供の頃に良い子であった、または手のかからない子であった人は、非定型うつ病にかかりやすい特場合があります。
非定型うつ病になりやすい人は、自己に対する他人の評価が気になる人に多いと言われますから、小さい頃から「良い子でなければ」という自己規範があった人に多くなるといわれています。

非定型うつ病になりやすい人の特徴2責任感が強い

責任感の強い人も非定型うつ病になりやすい特徴を持っているといえるでしょう。
責任感の強さとは、失敗を恐れ、物事を適当に済ませることのできない性格であると言い換えてもいいでしょう。

非定型うつ病になりやすい人の特徴3自己主張が不得意

自己主張が不得意な人もまた、非定型うつ病にかかりやすい特徴の人です。
自己主張ができないということは、なんでも自分で抱え込んでしまう性格といいかえることもできます。

非定型うつ病になりやすい人の特徴4甘えるのが苦手

甘えるのが苦手というのも、やはり自分に厳しく、悩みを抱え込んでしまいがちということになります。
こういう性格もまた、非定型うつ病を発症しやすい特徴といえるでしょう。

非定型うつ病になりやすい人の特徴5プライドが高い

プライドの高さもまた、自己完結型で他人の評価を気にしてしまう性格です。
これもまた、やはり非定型うつ病のリスクの高い特徴だといっていいでしょう。

非定型うつ病になりやすい人の特徴6優しい

優しさは、人間にとってとても大事なものです。
しかし、同時にそれは他人の辛い気持ちを自分のことのように抱え込んでしまったり自分が人に迷惑をかけまいとしてしまったりすることにつながるのです。
ですからやはり、非定型うつ病のリスクの高い正確だと言えるのです。

非定型うつ病の人は
病院に行きたくない!?

一般的なうつ病でも病院にかかりたがらない人は多くいます。
しかし、非定型うつ病の場合は、自分がもしかしてそうかも知れないと思いながらも、病院にいきたくない人の数は多くなるともいわれているのです。

非定型うつ病は病気だと言い出しにくい

自分の心が落ち込んだときの辛さや苦しさを考えると、これは普通の状態ではない・・・そう思っていても、休日に楽しく旅行に行ける自分に、どことなく病気だと言い出すのは引け目を感じる・・・
それを会社の上司や同僚に説明するのが辛い・・・
会社の上司も同僚も、自分が平気なときは本当に普通に楽しく遊べるのを知っているだけに、もし非定型うつ病と診断されてもそれを申告しづらいと思います。
そんな気持ちになることは、十分想像できます。
だからこそ、病院に行くことなくそのままにしてしまおうと考えてしまう方が多いようです。

非定型うつ病で投薬されるのが怖い

非定型うつ病は、楽しい時間はしっかり楽しめたり食欲も旺盛だったりします。
ですので、1日中暗い気持ちで落ち込んだりすることはなく、また、拒食で痩せてしまって見た目にも不健康になるようなことは少ないものです。
それだけに、自分の症状は軽いものだと考えてしまいがちです。
そんな軽い症状にもかかわらず、もし病院で非定型うつ病という診断を医師にされてしまった場合、いわゆる抗うつ薬などの薬を投薬されるのでは?と考えてしまうわけですね。
ご存知のとおり、精神の病に使う薬というのは副作用が伴います。
たしかに落ち込んでいるときはとても辛いかもしれませんが、楽しい時にちゃんと楽しいと感じることができ、食事もちゃんと取れます。
そんな状況で、そんなに薬は飲みたくないという気持ちは、よく理解できます。投薬されるのが怖い方は、副作用の心配もほとんどない新たなうつ病治療も日本で取り入れられています。

短期間の治療が可能です!
薬に頼らない新たなうつ病治療があります!

非定型うつ病でも
しっかりと
医師の診断を受けましょう

大事なことは、辛い症状がありながらも、楽しく遊ぶことができ、しっかりと食事を取り、たくさん寝ることができたとしても、そのことに負い目や引け目を感じる必要はないということです。
それは決して甘えやわがままではないのです、怠けているのでもないのです。
ずっと辛い思いをしてまで自分に厳しくする必要はありませんし、そんなにきつい思いをしてまで周りの目を気にする必要はありません。
弱っている自分に優しくすることは甘えではないのです、当たり前のことです。
しっかりと医師の診断を受け、きちんとした治療を受けるようにしましょう。

非定型うつ症状がある方は
ぜひご相談ください。

新宿ストレスクリニックには
薬に頼らない治療があります

非定型うつ病で投薬治療は怖い。
投薬治療を受けることによる様々な副作用や、また離脱症状に悩まされる不安があると思います。
不安を抱えたままの治療は効果も薄くなってしまいます。
しかし、現代の医学の進歩で投薬に頼らない治療というのも存在しているのです。

光トポグラフィー検査と医師の問診で
より正確に診断が可能に

非定型うつ病にかかわらず、現在の不調の原因がよく分らない場合は治療の開始を遅らせ、症状悪化させてしまう重要な原因の一つです。
新宿ストレスクリニックでは、従来、医師の問診のみで診断していた精神医療の現場を、現在の脳の状態をグラフデータで把握できる光トポグラフィー検査導入により、医師の問診と併せた、より正確な診断が可能になりました。
精神医療にとって、より正確に医師の診断を受けることができるというのはとても重要なことです。
もし、ご自身の状態に不調を感じ、それが甘えや怠けのように感じるものであったとしても、今の状態を受け入れることにより、早期に不調を改善できる可能性があります。

状態を正確に知ることが大切です!
うつ病かどうかをグラフデータで診断サポート!

新宿ストレスクリニックの
磁気刺激治療(TMS)とは

新宿ストレスクリニックでは、薬を使わない磁気刺激治療(TMS)を行っています。
近年、うつ病は心の病気ではなく脳の病気と考えられています。
新宿ストレスクリニックではその考えに着目して、磁気刺激治療(TMS)により脳の機能を回復することでうつ症状を改善させるという治療を行っています。
治療には投薬を必要とせず、副作用もほとんどありません。
アメリカでは多くの病院やクリニックで取り入れられている治療法でもあります。

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非定型うつ病については、ぜひ患者さんではない方にもしっかりとした知識をもってほしいと思っています。 というのも、非定型うつ病は怠け者であったり、甘えているように見えてしまうものですが、本人にとってはとても辛い状態であるからです。 もし、あなたの周囲にそういった兆候が見られる人がいる場合は、甘えを非難したり怠け者であると判断したりするのではなく、医師の診断を受けるという一歩を踏み出す後押しになる、サポートをすることを考えてみましょう。 きっとその周囲の理解と優しさこそが、非定型うつ病の方たちにとって最も必要なものであると考えます。

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

新宿ストレスクリニックでは、うつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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