いつまで飲み続けますか?
~抗うつ薬の危険性について~

いつまで飲み続けますか?~抗うつ薬の危険性について~
いつまで飲み続けますか?~抗うつ薬の危険性について~

「うつ病を発症し精神科・心療内科にかかる。抗うつ薬を処方してもらう。」
そうなると、ほぼ間違いなく処方された抗うつ薬を飲む生活が始まっていくのですが、うつの苦しい症状に悩む人にとっては、本当に心の支えのような薬です。
しかし、よく考えてみれば、そんな薬を心の支えにするってどうなんでしょう。
本来なら、病気の治療というのは「薬や医師を頼らなくするため」にあるのであって、薬が心の支えになるのは本末転倒ですし、そこには大きな落とし穴もあります。
薬に頼って大丈夫?抗うつ薬の服用は安全なの?
そんな疑問に答えていこうと思います。

抗うつ薬とは何?

まずは、はじめに抗うつ薬とはどういうものなのか考えていきましょう。

抗うつ薬は脳の働きに直接作用します

うつ病はしばしば「心の病」と言われますが、医学的に心という部位は存在せず、それは脳の働きによるものなので「脳の病」です。
したがって、抗うつ薬というものは、直接脳に働きかける薬ということになります。うつ病の原因が脳の働きにあるのですから、それは間違いのないことです。
詳しくはいろいろな種類があるのですが、そのどれであっても同じことです。
脳内の様々なバランスが崩れることでうつ病は起こりますので、抗うつ薬はそれらに直接効かせようという薬なのです。つまり、薬剤を直接脳に作用させようという薬です。

抗うつ薬は長期間飲み続ける薬です

抗うつ薬は、飲み続けることが重要な薬です。
うつ病の治療を始めて、それがうまくいった場合、約半年ほどで症状がなくなったように感じられる状態になるのですが、そこでもすぐ薬をやめることはできません。
なぜなら、その状態が「薬で維持されている」もしくは「薬で維持されているのではないかと思っている」からです。
つまり、薬をやめたとたん元に戻ってしまって、また始めから薬の服用をやり直しということはうつ病にはよくあるのです。
そこで抗うつ薬の服用は、医師と相談しながら、状態に合わせて徐々に薬を減らしていきます。しかし、効果がみなれないなどの状態によっては薬の種類が増える可能性もあります。
抗うつ薬の服用は医師の指示に従うことが大切です。

抗うつ薬は依存度が高い人もいる!?

抗うつ薬には依存性はない、そのように書いてあるサイトや専門書があったり、医師がいらっしゃたりします。
しかし、抗うつ薬には「抗うつ薬中断症候群」とよばれる症状があることは医学的に認められている話です。
この抗うつ薬中断症候群とは、風邪のような症状、不眠、吐き気、ふらつき、感覚障害、過剰覚醒などの症状があり、患者さんのなかには「症状の再発」を疑うことで、より薬に依存する可能性があるのです。
また、WHO(世界保健機構)では特に抗うつ薬SSRIに見られる「SSRI中断症候群」という言葉に対して、研究者が薬物依存との関連性を避けるために使う言葉だとも指摘しています。

抗うつ薬の寛解率は?

日本におけるうつ病治療の中心は、抗うつ薬による薬物療法ですが、全体の寛解率は約3割であり、一定の方には効果が表れないと言われています。

※STAR*D (Sequenced Treatment Alter-nativesto Relieve Depression)

つまり、抗うつ薬がうつ病患者さんの誰にでも確実に効くという状況ではないのです。

抗うつ薬は副作用があります

抗うつ薬に関しては、上記に書かれたことだけではなく、副作用の心配があります。
抗うつ薬には様々な副作用があることは、よく知られていることですが、副作用について一般的に病院で説明されるのは、喉の渇き、便秘、吐き気、頭痛などになります。
つまり、うつ症状に加えて、副作用にも苦しむ人がいるというのも事実なのです。

抗うつ薬は必ず安全ではない!?

一般的にひとつの抗うつ薬が効かないと、別の抗うつ薬を服用し、また効かないので別のものを服用します。飲めば飲むほど症状が悪化することもあります。また、どんどんと強い薬を服用することもあります。
そして気がつけば、薬の副作用のために薬を飲んでいるような状態にさえなるのです。
抗うつ薬とは、必ずしも安全というわけではないのです。

抗うつ薬に不安を感じたら、
セカンドオピニオンを

抗うつ薬に関しては、誰でも確実に効果があるとはいえない薬です。
効果があらわれて症状が改善されれば良いですが、改善されずに副作用があらわれて苦しむ方もいるのも事実です。
もし、いま抗うつ薬を飲み続けていて全く効果のない人、もしくは薬がどんどんと増えて症状が悪化する人、明らかに副作用と思われる症状が出ている人は、一旦薬の服用について考えてみることも大切かもしれません。
そして、セカンドピニオンで現在の抗うつ薬が症状に合っているのか、また、他の治療方法はないかなど、医師に相談することも必要です。

抗うつ薬に頼らず、
うつ病の回復ってするの?

では、抗うつ薬に頼らず、うつ病の回復はできるのでしょうか。
その可能性について見ていきましょう。

うつの症状はきつい、
だから薬に頼るしかない!?

抗うつ薬は必ず安全とはいえなくても、うつの症状は辛いもの。
もちろん、なかには効果が出る人もいますから、薬を飲んでその先に離脱症状の怖さや副作用の危険性があっても、その薬を飲まないと平穏でいられないということはあります。
抗うつ薬の服用について不安を感じていたら、医師にきちんとその旨を伝えて相談しましょう。セカンドオピニオンを受けてみても、よいでしょう。

うつ病は心の風邪ではない

1999年、SSRIという抗うつ薬が日本で発売されると同時期に「うつ病は心の風邪」という言葉が流行りました。それほど、多くの方が抱えている病気なのです。
自分はうつ病ではないと思い込み、症状を悪化させてしてしまう傾向が多くみられます。心や体の不調を感じたら精神科や心療内科へ早めに受診することが大事です。

うつ病の判断に不安を感じたら、
光トポグラフィー検査を受けてみましょう

自分がうつ病なのか、それともただの悩んでいるだけの人間なのか・・・
その判断は残念ながら普通の人にできるものではありませんから、まずこの判断には精神科や心療内科の医療機関に行くことで判断をつけてもらうべきでしょう。
特に光トポグラフィー検査を行っているクリニックで診察することをおすすめします。
日本の精神科医は心の病を薬物治療でしか治せないと考える傾向があります。
ですので、精神科・心療内科に行って悩みを打ち明けるだけで、すぐに薬の処方を勧めてくる医師は多く、それをきっかけにそのことで薬に依存していくという不幸な事例は間違いなく存在します。
例えば、「眠れない」といえば睡眠薬を、「不安だ」といえば抗不安薬を、「落ち込む」といえば抗うつ薬を、と言った具合にです。しかし、現在薬以外の新たなうつ病治療も日本で行われています。
ですから、大事なのは薬以外の治療も提案してくれるセカンドオピニオンかもしれません。
できるだけ多くの専門家の意見を聞くというのは、大切なことです。

薬に頼らずにうつ病を治そうとする医師もいる

薬に頼らずにうつ病を治そうとする医師もいる

そんななか、ぜひ診察してほしい医療機関があります。
それは、うつ病などの心の病を、薬に頼らずに治そうとしている医師たちのいる医療機関です。
そういった医療機関の医師たちは、抗うつ薬の危険性をよく知っています。
また、そういった医師たちはいろいろな方法でうつ病と戦っていて、なかには生活習慣病と同じだからきちんとした生活習慣をとれば状況は改善するという人もいます。
そういった医師は薬を無駄に投与しません、今まで書いてきたとおり一度薬に頼れば抜け出すのはとても大変。ですから、まずはそういう医師を探して診断してもらうのも一つの手です。
そこで診断した結果、投薬治療をしたほうが良いと診断されて初めて、抗うつ薬や抗不安剤の服用に踏み切っても遅くはないのです。

新宿ストレスクリニックは
正確な診断と
薬に頼らないクリニックです

まずは、光トポグラフィー検査を行っていて、薬に頼らないクリニックで医師の診察を受けましょう。
新宿ストレスクリニックは薬に頼らないうつ病・ストレスの新しい治療を行っているクリニックです。
光トポグラフィー検査という問診だけではない、目に見えるグラフデータと併せて医師による診断をすることによって、今までよりも正確にうつかどうかを診断しています。
そして、検査結果と状態から総合的に診断した上で、治療が必要な場合は、薬を使わないうつ病・ストレス治療である磁気刺激治療(TMS)によってその症状の改善を目指していきます。
患者さんのご状態によっては薬の服用と併用して磁気刺激治療(TMS)を行うこともありますが、徐々に減薬していき、断薬する方向で治療をします。
この治療方法は、日本ではまだ普及し始めたところですが、アメリカでは700施設以上で既に導入されている治療法ですので、安全安心の治療を受けることができます。
まずは光トポグラフィー検査と問診だけでも受けてみてはいかがでしょうか。
薬漬けで心を病むような悲しいことが起きないよう、また、薬の副作用によって、うつ病の症状を悪化させる悪循環に陥らぬよう、早めのご相談をお待ちしております。

本 将昂

【監修】本 将昂医師

2011年京都大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの名古屋院院長。それぞれの患者さんにとって何か最善であるかを考え、患者さんfirstの精神で治療を行います。
精神保健指定医 日本精神神経学会認定精神科専門医

新宿ストレスクリニックでは、うつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や薬を使わない新たなうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。
うつ病の状態が悪化する前に、ぜひお気軽にご相談ください。

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