サインバルタ
(デュロキセチン)

サインバルタ(デュロキセチン)

サインバルタの主な特徴

効果    低 ★★★★☆ 高
副作用   少 ★★☆☆☆ 多

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)であり、脳内の神経伝達をスムーズにし、憂うつな気分を和らげ、意欲を高めていきます。
長期間服用していると、中断症状群が生じやすく、薬がなかなか止めづらい特徴があります。

サインバルタについて、薬の効果や副作用、服用時の注意点など、詳しく説明しています。

サインバルタはどんな薬?

サインバルタの効果と副作用

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)に分類され、有効成分はデュロキセチン塩酸塩です。うつ病、うつ状態、うつ病に伴う疼痛(痛み)などに効果がある薬です。

この薬は、飲み続けることで、脳内に作用し、脳内の神経伝達物質をつかさどるセロトニン、ノルアドレナリンの働きを増強させ、脳内の神経伝達をスムーズにし、抑うつ気分や不安を和らげ、意欲を高めていきます。

またうつ状態での身体症状として認められる、頭痛や腰痛などの慢性疼痛に対する鎮痛補助効果も期待できます。鎮痛剤を漫然と使う他に、サインバルタを使っていくという選択肢も考えられます。

薬の血中濃度は、飲み続けていくことで安定していきます。サインバルタの半減期は10.6時間、最高血中濃度到達時間は7~8時間ですので、1日1回の服用で効果は持続します。半減期からおよそ4~5倍の時間で安定するといわれますので、安定には4日ほどかかります。

長期間服用していると、離脱症状も起きやすく、減薬を試みてもなかなか離脱できないという特徴があります。

また、副作用として眠気やめまいが起こることがありますから、服用後は自転車や自動車の運転を控えなければなりません。

サインバルタの服用について

長期服用については、成人は1日1回朝食後に20mgより開始し、1週間以上服用継続後に、1日40mgまで増量していきます。1週間以上服用継続後の症状によっては、1日60mgまで増量されることもあります。

初発例でも年単位で内服を維持する必要がありますが、症状が安定すれば、次第に減らし、終了も可能です。2回、3 回と再燃を繰り返すケースでは、さらに長期の内服継続が必要となります。

  • <メリット>

    ・1日1回の服用で効果が期待できる
    ・不安や緊張した気分をほぐして気持ちを楽にする
    ・旧来の抗うつ薬にみられる不快な副作用が少ない
    ・うつ病に伴う慢性疼痛に対する鎮痛補助効果も期待できる

  • <デメリット>

    ・飲み始めには賦活症候群(気分の高揚・躁転など)が起こりやすい
    ・胃腸障害が多い(嘔気・下痢等)
    ・離脱症状に注意が必要

サインバルタの基本情報

サインバルタについて詳しい情報は、下記をクリックの上ご覧ください。
なお、サインバルタ以外のSNRIの薬として、他にも トレドミンイフェクサーがあります。

サインバルタの基本情報

  • 【薬効分類】

    SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)
    脳内の神経伝達をスムーズにし、憂うつな気分を和らげ、意欲を高める薬

  • 【有効成分】

    デュロキセチン塩酸塩

  • 【錠剤の形状】

    サインバルタカプセル(淡赤白色/微黄白色の不透明のカプセル剤、長さ14.3mm)

  • 【効能・効果】

    ・うつ病、うつ状態
    ・糖尿病性神経障害
    ・線維筋痛症
    ・慢性腰痛症
    ・変形性関節症

  • 【主な用法・用量】

    サインバルタカプセル

    ・うつ病、うつ状態、糖尿病性神経障害

    • …1日1回朝食後に経口投与
      1日20mgより開始し、1日40mgまで増量する。
      ただし1週間以上服用継続した後に効果不十分の場合、1日60mgまで増量することがある。

    ・線維筋痛症、慢性腰痛症、変形性関節症

    • …1日1回朝食後に経口投与
      1日20mgより開始し、1日60mgまで増量可。
      1週間以上間隔をあけて1日20mgずつ増量する
  • 【禁忌・原則禁忌】

    モノアミン酸化酵素(MOA)阻害薬投与中あるいは投与中止後2 週間以内(セロトニン症候群の恐れ)

    • ・尿閉(前立腺疾患等)のある患者
  • 【主な副作用】

    セロトニン症候群、悪性症候群、錯乱、幻覚、せん妄、痙攣、重篤な肝障害、倦怠、傾眠、めまい、頭痛、嘔気、口渇、便秘、性機能異常、発汗など

  • 【薬価】※2018年4月時点

    サインバルタカプセル

    ・20mg カプセル 148.5円
    ・30mg カプセル 201.4円

    ※ジェネリック医薬品なし

  • 【注意事項】

    • ・眠気、めまい等が表れることがあるので、自転車や自動車の運転等は十分に注意すること。これらの症状を自覚した場合には、運転を控える。
    • ・妊婦又は妊娠している可能性のある婦人では、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合以外には投与しないこと。
    • ・アルコールは薬の作用を強めることがありますので、控えること。
    • ・他に薬などを使っている場合、お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性があるので、必ず担当の医師や薬剤師に相談すること。

うつを治すなら診療をオススメします

サインバルタについてのQ&A

サインバルタが効かないのですが、薬が合わないのでしょうか?
薬は初期用量として1日20mgという少量から処方し、副作用が出ないことを見定め、成人で必要な人には1日40mgまで増やしていきます。1週間以上服用継続後によっては、1日60mgまで増量されることもあり、薬の効果を見極めながら精神科医師が行います。
一定量のある薬が効くかどうか確かめるために数週間はかかります。合う薬が見つかるまで数ヶ月かかる場合も時々あります。自己判断で服用は止めずに、必ず主治医に相談しましょう。
サインバルタを服用中、アルコールのお酒は飲めますか?
飲酒は避けることが望ましいです。飲酒はサインバルタの作用を強めることがありますので、控えるようにしましょう。
サインバルタを服用したら、痩せますか?それとも、太りますか?
飲み始めの数ヶ月は、胃腸障害の副作用によって食欲が落ちる影響を受けて、痩せることがみられます。また、サインバルタの服用を一定期間続けると、精神症状が改善し食欲が増加することから体重が増加しやすくなります。
急激な体重減少・増加があった場合は、主治医に相談してください
サインバルタを服用するとED になるってホントですか?
サインバルタは、男性の性欲低下・勃起障害・オーガズム障害がみられることが多いです。
特に性欲・欲望、性的興奮、絶頂といった反応が起こらなくなり、悩まれている方が多いです。ご状態によって、様子を見たり、減薬したり、飲み方を工夫したり、他の薬に変更・追加したりします。

薬で改善しない方へ

サインバルタ服用者の声

ツイッターではサインバルタを服用されている方が多くつぶやいています。効果があった方もない方もつぶやいていますので、やはり効果には個人差があるようです。

薬の服用が不安な方は
薬に頼らない選択肢があります!

薬に対する抵抗や薬の副作用に苦しむ方にこそ、効果が期待できる新たな治療法があります。それは磁気刺激治療(TMS)です。

磁気刺激治療(TMS)は、機能低下した脳に磁気刺激を与えることにより、脳の動きを回復させることで、ストレスやうつ病を改善する治療です。
磁気刺激治療(TMS)は、うつ病の約8割の方が軽症化し、「抗うつ薬が効かない」「薬の副作用がつらい」「薬の離脱症状が不安」といった方に最適な新たな治療方法です。治療期間は、個人差もございますが、1ヶ月半~6ヶ月で副作用もほとんどなく、リラックスして受けられる治療です。磁気刺激治療(TMS)の専門クリニックとして、新宿ストレスクリニックがあります。
長期間うつ病で苦しんでいた方が短期間で改善する可能性が高く、セカンドオピニオンとして相談する方も多くいらっしゃいます。

新宿ストレスクリニックでは、初回カウンセリングは無料で行い、現在のご状態を詳しくお伺いし、光トポグラフィー検査を一緒に行うことで、うつ病の正確な診断、そして治療を行っています。日頃のお悩みを医師に話すことで、気持ちがスッキリする可能性もあります。薬の服用を開始するにあたって不安な方はぜひ当院へご相談ください。
また薬の副作用で悩んでいる方、なかなか薬の効果が実感できない方などはセカンドオピニオンとしてお気軽にお問合せください。

ストレスやうつ症状について
ぜひご相談ください!

渡邊 真也

【監修】渡邊真也医師

2008年大分大学医学部卒業。現在、新宿ストレスクリニックの統括院長・本院院長兼務。患者様を大切にし、安心できる医療を一番に考えており、正確な診断、適切な治療方針の提供。精神保健指定医

新宿ストレスクリニックでは、うつ病かどうかが分かる「光トポグラフィー検査」や新たな薬を使わないうつ病治療「磁気刺激治療(TMS)」を行っております。抗うつ薬でご不安な方は、ぜひお気軽にご相談ください。

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