身体表現性障害

身体表現性障害

身体表現性障害とは

身体表現性障害とは

ストレスや不安な悩みなどで身体に何かしらの異常や症状が現れたりすることで引き起こされるとされています。
本人は心因性(心の問題からおこること)のものと思っていないので、いろいろ検査しても異常が見つからないことに疑問を抱きます。病院を何度も受診し、異常が見つからない場合は、もっと専門的な病院にいこうとさまざまな病院を転々とすることがあるそうです。
身体表現性障害の症状の背景には、ストレス要因や不安要因が原因であると想定されています。何か重篤な病気ではないかと思い込んでしまうことで、痛みを感じやすくなります。ストレスによって機能低下した脳がうまく働かない状態になっているともいえます。
実際は痛みのもとは消えているのに、まだ痛いと神経回路が錯覚を起こしたりします。
しかし、仮病ではなく、本人は本当に痛みを感じている状態です。この状態が専門用語で『身体表現性障害』と呼ばれています。

身体表現性障害はいくつかに
分類される

症状のあらわれ方や捉え方によっていくつかに分類されます。

  • ・心気障害

    ちょっとした痛みなどに敏感になり、「がんではないか」や「脳腫瘍ではないか」といった心配に至ります。心身の不調から心気障害では特に診断にこだわるといった特徴があります。

  • ・身体化障害

    様々な部位の痛み、嘔吐、下痢、性的無関心、麻痺やけいれんなどの症状が慢性的に続いている状態です。診断でのこだわりはあまりなく、とにかく症状を良くしたいという希望を強く持ちます。

  • ・自律神経機能不全

    動悸・発汗・口渇・排尿困難などの自律神経症状が主に出るのが特徴です。

  • ・疼痛性障害

    長期にわたって強い痛みを感じ、腰痛・腹痛・舌痛・胸痛・頭痛などがよくみられる症状です。さらに、日常生活や職場生活にも影響を与え、酷くなると入院する場合もあるそうです。

  • ・鑑別不能型身体表現性障害

    倦怠感や食欲減退などが6ヶ月以上持続している状態です。

  • ・転換性障害

    身体の様々な部位の麻痺や脱力、触覚や聴覚・視覚などの欠陥、発作やけいれん等が出ます。

  • ・身体醜形障害

    自分の外見への過度な心配です。

  • ・特定不能の身体表現性障害

    他の身体表現性障害にない症状をもつもの。想像妊娠等。

慢性腰痛は身体表現性障害の
可能性があります

慢性腰痛は身体表現性障害の可能性があります

慢性腰痛とは3ヶ月以上腰の痛みが続くことが特徴です。原因不明で、長引く腰の痛みにはストレス要因や不安要因が関係しているようです。
但し、ヘルニアなどの器質的な障害なのか、ストレスの負荷が脳に影響を与えていて身体に疼痛性障害が引き起こされるのかは、本人も医師にも分らないこともあるそうです。
さらに、それらがミックスされている状態の可能性が高いといわれています。
また、診断がつかないと患者さんは不安を感じ、それがストレスになるという悪循環が生まれます。腰痛が5年以上続き、いろいろな治療を試したが、よくならないという場合は、心因性の腰痛として捉えてもいいでしょう。
その症状に適切な治療方法で対応しましょう。

身体表現性障害は、他の精神疾患
を併発する可能性もあります

心身にさまざまな変化が起き、なかなか改善しない場合はうつ病も併発している可能性があります。手が震えたり、起き上がれないなどの症状もある「身体表現性障害」は、身体がいうことを聞かない状態になることや、原因が分からないことにより、ストレスが蓄積され、うつ状態に陥る可能性もあります。
また、身体表現性障害の治療法は薬物療法が含まれ、抗うつ薬(SNRI)が有効な場合もあります。脳内の神経伝達物資のセロトニンやノルアドレナリンを増強し、不安な症状を緩和する作用があります。
しかし、抗うつ薬には副作用が伴います。副作用により、めまいや眠気、頭痛、嘔吐、口渇、便秘などとさまざまな不調が引き起こされます。
服薬期間も1週間から2週間ほどで改善されない場合は増量もしくは他剤へ切り替えするなど期間や心身への負担がデメリットになる可能性もあります。

薬に頼らない治療法があります

新宿ストレスクリニックでは、薬に頼らない治療を推奨しています。
精神疾患は主に薬での治療が一般的とされてきましたが、副作用と期間や最悪の場合、別の疾患であったがために、処置の遅れなどで長く苦しむ原因になることもあります。
医師の問診のみでは見抜けなかった原因も新宿ストレスクリニックでは光トポグラフィー検査と問診で原因に合った治療方針を的確にご提案します。
光トポグラフィー検査は、グラフデータ(波形)でうつ病かどうかが見た目で判断しやすい検査です。うつ病・双極性障害(躁うつ病)・統合失調症・健常というパターンで結果が分ります。もし、うつ病と診断を受けていて、実は双極性障害(躁うつ病)だった場合、治療方針は異なります。うつ病の治療法では双極性障害(躁うつ病)は改善されません。
現在の薬などの効果が感じられていない場合、薬の副作用に抵抗がある方は磁気刺激治療(TMS)をご提案します。うつ病は脳の機能低下から引き起こされるので、磁気で刺激することにより脳の働きを回復させます。また、ストレスでも脳の機能低下に影響を与えるので、重症化し、うつ病などを引き起こしやすくします。そうなる前に早めのご相談をお願いします。

身体症状が日常生活や職場生活に与える影響を最小限にし、たとえ症状があっても普段に近い生活を送れるようになるように一緒にサポートします。

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